注文住宅/家づくりの流れ・基礎知識

引渡し時の確認10の事項……家づくりの最終段階

家づくりも最終段階。施主の引渡し検査が終わると、いよいよ引渡しとなります。引渡し時はどんなことに注意し確認すれば良いのでしょうか。ここだけは確認して欲しい引渡し時の10の項目をあげました。是非参考にして下さい。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

引渡し時の確認事項10……ポイントをおさえておこう!

引渡し時の確認ポイントとは

引渡し時の確認ポイントとは

さあ、工事もいよいよ終わりです。引渡し時には様々な部分をチェックしなければなりません。これで最後かとあまり気合は入れず肩の力を抜いてください。住み始めてからも施工会社との付き合いは続くのです。ポイントをおさえてチェックしていきましょう。建物のチェックは当日で全て不具合を見つけるのは無理なので、前々日あたりから現場に足を運んで、気になる所を確かめておくとよいでしょう。とくに目につきやすいところをあげてみると、
  • 汚れ
  • キズ
  • 床のきしみ
  • 建具の立て付け
  • 接続部の処理
  • コーナーの納まり
  • コーキング処理
などです。以前、引渡しが終わって数日後に「洗濯機の水が出てこない!」ということがありました。洗濯機を取り付ける際に弁を外し忘れたことが原因でしたが、このように住み始めてからわかる不具合もあります。
 

引渡しの最終確認はこの10項目

引渡し当日は書類の確認や設備機器の保証書などの重要書類も渡されますので、できれば二人位で聞いておくとよいでしょう。書類を受け取る際、次の10項目を確認するようにして下さい。

【引渡し時にチェックすること】
  1. 鍵は全て揃っているか
  2. 引き渡し書類の記載に間違いはないか
  3. 設備機器類の保証書は揃っているか
  4. 設備機器類の取扱い説明書は揃っているか
  5. アフターメンテナンスの連絡先は記載されているか
  6. 各工事(防水工事など)の保障期間は記載されているか
  7. 追加・変更工事の金額などが明確になっているか
  8. ダメ直し工事の終了時期は明確になっているか
  9. 建築確認申請の副本は返却されたか(間に合えば完了検査済書も)
  10.  機器類の試運転、取扱い説明は済んだか
 

引越し・引渡しのアドバイス

引渡し当日、もし笑顔で建物を受け取ることができたら、その建物はよくできたということです。建物は並んでいる商品から買うのではなく、施主-設計者-工務店と三者で共につくりあげていくものなのです。話があって完成まで約1年程かかりますが、この中でじっくりと信頼関係もできていくのです。

住んでみて、もし不具合な所がでれば、気軽に連絡を取れる体制をつくっておく必要があります。そうでないと、結局施主が困ることになります。困ることがないようにしっかりと体制をとっておきたいものです。特に設備に関するトラブルは時々発生しますので、設備業者とは個人的にも仲良くしておきたいところです。住み始めて一年位は何かと不具合も起きますが、それ以降はそれほど大きな問題はないでしょう。

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