住宅設計・間取り関連情報

更新日:2005年09月14日

そよ風を取り込み、台風を封じ込める家づくり! 雨風対策はどうする?

自然災害は地震だけではありません。ハリケーンや台風もまたその強風は恐るべきものです。今回は意外と軽視されがちな風と雨を考えた家づくりについてポイントを挙げました。

強風対策チェック
~強風対策は屋根のつくり方にあり!

1.屋根の仕上げを確認しましょう。
(1)仕上げ材によって垂木の施工が変わります。
垂木の寸法範囲は4.5×4.5cm以上、間隔は30~45cm以内です。
屋根の仕上げ材によって決められます。
(2)仕上げ材によって屋根の勾配が変わります。
屋根材勾配
陸屋根
(平らな屋根、アスファルト)
1/100~1/50
金属板瓦棒1/10~2/10
平板3/10~
スレート(石板)3/10~
4/10~5/10
6/10~10/10
2.テレビのアンテナは風の影響を受けやすい位置に設置されていませんか。

雨水対策チェック
~雨量の多い時を想定する!

1.軒の出はしっかりありますか。
(1)軒の出と窓台を結ぶ角度は、雨が室内に降り込んでこない角度が確保されていますか。
2.雨樋の配管は無理なく排水されていますか。途中で漏水していませんか。
3.排水ますの大きさは合っていますか。
ますが小さいと大雨の時に雨水ののみ込みが悪いです。
4.ベランダの勾配は適当ですか。
雨水が溜まらないように1/100以上の勾配が必要です。


日本の住宅は室内の湿気対策や換気は検討しますが、自然風についての対策はあまりされていません。それは高気密・高断熱化する現代の住宅を見てもわかるように、無風状態が理想空間として考えられている気があることも一つ挙げられます。台風のように全ての風が快適とはいきませんが、好きな時に風に当たれるような仕掛けがあると家がより快適になるでしょう。この時建具などの開口部の計画が重要となります。そして何より各々がバランスよく計画されてひとつの快適空間ができるのです。

※ 夕涼みの快適性要因
  夕暮れの気温が下がった頃に、・・・〔温度〕

  植木や林に囲まれて、      ・・・〔環境〕

  水面をわたる微風に吹かれ、  ・・・〔通風〕

  浴衣姿にうちわを持って、    ・・・〔装い〕

  縁側に静かに腰掛けて、     ・・・〔開口〕

  線香の香りの中で、        ・・・〔嗅覚〕

  祭り太鼓を遠くに聞いて、    ・・・〔聴覚〕

  夜空に浮かぶ星を眺め、     ・・・〔視覚〕

  冷たいビールをグイっと飲む。  ・・・〔味覚〕


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佐川 旭

住宅だけでなく、公共建築や街づくりまで手がけるベテラン建築家。

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