住宅設計・間取り/マンガ・ドラマ・映画に学ぶ間取り

ドラえもん・野比家に学ぶ“現代間取り術”

1969年(昭和44年)に生まれた『ドラえもん』は今なお根強い人気を誇っています。そこで、のび太が育った70年代の家の間取りを見て、それを現代風によみがえらせてみましょう。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

まずはじめに。間取りの鉄則:住まいの重心を明確にする

プランニングにおいて住みやすい間取りをつくるには、次の2点を押えることから始めましょう。
1.家族の気配が感じられること
2.団らんの場を核として他の部屋を考えること


理想の間取りってあるの?

Q. 自分達家族にとって理想の間取りってあるのでしょうか?
→A. ありません。

夫婦の育った環境、価値感・家族感は家族内においても違うものです。家族それぞれに間取りを書かせたら何通りもの間取りが描けることでしょう。家の間取りはこれら全てをひも解きながら考えていかなければなりません。

また家は周辺の環境にも大きく左右されます。家の中だけでなく外を間取りに上手く取り入れたいですね。

ドラえもん家族の間取りに学ぶ

1969年(昭和44年)に生まれたドラえもんは今なお根強い人気を誇っています。そこでドラえもんを育てた70年代の家とはどのような間取りなのかみてみましょう。

-Before-  
< 1階平面図 > < 2階平面図 >
 
ドラえもんを含めて家族4人が暮らす野比家は、練馬区にある5DKの庭付き一戸建て(間取り参照「謎の設計室」


昭和44年頃といえばシステムキッチンが出始め、家づくりにおいては間取りの自由さに関心が高まった時期でもありました。今ではやや時代錯誤に映るこの間取りを、現代の家づくりの手法で変身させてみましょう。基本は先の間取りの鉄則2点に従います。


タイムマシーンに乗って現代にやって来たドラえもん。
ドラえもんの部屋は?家はどう変わった?
→次のページへ
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます