住宅設計・間取り/住宅設計・間取りのポイント

間取りプランニング-採光と通風(2ページ目)

住宅の高気密・高断熱化が進むにつれて、ダニやカビ、臭気、ホコリなどをうまく排出させる間取りの“通風計画”が大事になってきます。自然の光や風を上手に住まい取り込むことが、快適な家づくりの第一歩です。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

窓のプランニング-夏の熱気をどう逃がす?

自然の風を上手に取り入れるポイントは、窓のプランニングです。空気は温度が上がると上昇する性質をもっており、吹き抜けや階段の高いところに換気用の窓を設けると、夏の熱気を逃がすことができます。逃げた分の空気が下の窓から新たに入ってくるので、暑くて風のない日でも窓からスーッと風が流れているのがわかります。窓があれば通風に優れた家というわけではなく、風の流れを考慮しながら入り口と出口に窓を設けることが大切なのです。

図面でみる“通風計画”

▽平面図からみてみよう!
南側から入った風は北側の窓から抜けていきます。風の通りを良くするには対角線上に窓を設けることがポイントです。北側の窓は、冬期の熱損失を考慮して小さくしました。

 

▽断面図からみてみよう!
暖かい空気が上昇する性質を生かし、低い窓から入った空気を高い窓から抜いて、空気の流れをつくっています。

 


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