シングル・DINKS向けマンション/DINKSのマンション購入

将来は故郷Uターン-DINKSのマンション選び

今回の悩み相談は、妻が思いもかけず妊娠してしまい、今までの総合職から契約社員へと変わり、さらに将来は夫の故郷にUターンを希望されているDINKSです。どのあたりのマンションを検討すればよいでしょう。

大久保 恭子

執筆者:大久保 恭子

これからの家族と住まいガイド

前回の「離職妻と転勤夫-DINKSに最適なマンション」に続き、DINKSのマンション購入相談室シリーズです。今回はどんなお悩みでしょうか。

妻は妊娠、将来は夫の故郷にUターン。
どうするマンション?

相談その2
「私は府中に勤務する総合職のOLでしたが、最近思いもかけず、妊娠してしまいました。それをきっかけに、不況のあおりもあって、契約社員になってしまいました。私の実家は立川、夫は大手町勤務。夫の実家は福岡で10~15年先にはUターンするつもりです。こんな私たちは、現在、荻窪65m2、中野60m2、目黒55m2、いずれも徒歩10分のマンションのどれに絞り込むべきか迷っています。」


まずは妻が、出産後も働き続けるか、子育てに専念するためいったん専業主婦になるかどうかを決める必要があります。

妻が出産後も働き続けるというのであれば、妻の通勤を優先させて、府中までの通勤が極力短い沿線・駅を選びたいところです。また、10年後には夫の実家へ戻ることになるという制約条件がつきますので、なるべく売却しやすい立地を選んでおいたほうが良いでしょう。

そこで府中への通勤が便利で、新宿から乗車時間20分以内の中野・荻窪が候補物件となります。子育て環境を重視しするとともに、立川に住む両親の子育て支援を期待するなら、荻窪です。売りやすさの点では中野かもしれませんが。

一方、出産後は妻が専業主婦ということであれば、大手町に勤務する夫の通勤を優先し、かつ売りやすさも視野にいれて、目黒という結論になるでしょう。ただし、この場合は、夫の収入だけでローンを組むことになりますので、生活を圧迫しない返済額はどうかはきちんと確認すべきでしょう。

また、目黒は55m2に3人家族が住むことになるわけですから、生活を可能な限り簡素化し物を少なくするよう気をつけないと、快適な暮らしにはなりません。片付かないことを収納スペースのせいにせず、モノを捨てる、整理する生活技術を身につけることが住み手に求められると思います。


次のページで、マンション購入で悩んだ時の決断のコツをアドバイスします。
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