田舎暮らし・スローライフ情報

更新日:2008年05月16日

ツーリズム設立!奮戦記/迷走編(1)

我が田舎をグリーンツーリズムの舞台にしたい!右も左も解らぬままチャレンジした、ガイド夫婦の泣き笑いドキュメントです。

自然環境を舞台に交流や体験を楽しむ余暇活動が人気ですね。都市に暮らす人々には自然への回帰志向があり、山村漁村側には地域おこしニーズがある。双方のかけ橋になるのが、グリーンツーリズムといえます。

テーマパークや物産館といった大規模な開発は行わない、地元の人の取り組みという点が特徴です。あるがままの豊かな自然や文化の体験や住民との交流を通じて、海や山やそこに暮らす人々の魅力を再発見し、本来の人間らしい生活「田舎暮らし」に触れる、そんな旅です。

我が田舎に訪れた人たちが里山を散策したり、マリンスポーツにチャレンジしたり、祭りやイベントに飛び入りしたり、地元住民と飲み交わしたり、そして田舎暮らしの切っ掛けを見つけたり。

これはいいぞ、グリーンツーリズム! 恐れを知らぬ団塊夫婦は、まず推進組織の立ち上げに挑戦したのですが……。

週末カフェを検討してみた

静かな海が街の人を待っている
私たち夫婦は民宿やペンションといった、宿泊業の経験はありません。しかし、グリーンツーリズムの推進の主役は体験施設。我が家の目の前の静かな海も、女房が手入れしたハーブ畑も、野鳥の鳴き声も、田舎体験の舞台としていけるんじゃないか……。

でも、いきなりの宿泊客はちょっときつい。とりあえず週末カフェとして開店し、街の友人や地元の人たちとワイワイ交流することから始めてみようということに。まずは、お客のニーズを探る。そして接客の訓練ですね。ところがです。夢ばかりを膨らませていたアマチュア夫婦に対する、ファーストパンチが。

料金をいただいて食事を提供する場合は、飲食店営業の許可が必要となる!例えば「自宅の台所と業務用台所は分けること」「専用の流しを設けること」等々の条件があり、“適格”のハンコをもらうためには相当の投資が必要になってきます。今落ち着いて考えれば当たり前のことですが、あの時はなにしろ夫婦は盛り上がっていたので。女房ガックリ。

それでは、お客を泊める場合はどうなるんだろう。こちらも旅館業法の許可が必要です。具体的には、保健所の検査(厨房の広さや水道蛇口の位置や数など)と、消防署の検査(廊下や階段の広さや非常口の位置や数など)など。これらをクリアできなければ、旅館として不特定多数のお客様を宿泊させて料金をいただく「営業行為」ができないということ。亭主ヤケザケ。

体験者に相談してみた

里山はツーリズムの舞台
煮詰まった夫婦は、島で暮らす長年の友人であるペンションオーナーに助け舟を求めました。

友人「それだったら、自分でグリーンツーリズムの推進組織を立ち上げるのがいちばん。施設の改装もそれほど必要ない」
ガイド「だけど、旅館業法とか食品衛生法なんかの縛りがきついんじゃ?」

友人「大丈夫。グリーンツーリズムを支援しているのは自治体自身だし、そのための規制緩和も実施してる」
ガイド「料金をもらって、泊まってもらって、一緒に宴会なんかもやっていいの?」

友人「呑むばっかりじゃ駄目。体験プログラムもちゃんと準備しなくちゃ」
ガイド「そうか!郷土料理と地酒のセットなんかいいねぇ。ここのアオナマコは絶品だし」

友人「だから、呑んでばかりじゃ駄目って。海の側なんだからカヌー教室とか、里山もあるから山菜採りとか、そこでしかできない体験を探さなきゃ!」
ガイド「……う~む」

では、どんな緩和策があるのか。>>
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この記事の担当ガイド

写真

堀江 康敬

地域・田舎の活性化のプロが、様々な田舎暮らしのスタイルを提案します。

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