田舎暮らし・スローライフ情報

更新日:2008年05月28日

ツーリズム設立!奮戦記/苦闘編(3)

恐れを知らぬ団塊夫婦は、遂に町役場に乗り込んだ!我が田舎をツーリズムの舞台にしたい、ガイド夫婦の泣き笑いドキュメントです。今回は「苦闘」編。

自然環境を舞台に交流や体験を楽しむ余暇活動が人気ですね。都市に暮らす人々には自然への回帰志向があり、山村漁村側には地域おこしニーズがある。双方のかけ橋になるのが、グリーンツーリズムといえます。

テーマパークや物産館といった大規模な開発は行わない、地元の人の取り組みという点が特徴です。あるがままの豊かな自然や文化の体験や住民との交流を通じて、海や山やそこに暮らす人々の魅力を再発見し、本来の人間らしい生活「田舎暮らし」に触れる、そんな旅です。

我が田舎に訪れた人たちが里山を散策したり、マリンスポーツにチャレンジしたり、祭りやイベントに飛び入りしたり、地元住民と飲み交わしたり、そして田舎暮らしの切っ掛けを見つけたり。

これはいいぞ、グリーンツーリズム! 恐れを知らぬ団塊夫婦は、まず推進組織の立ち上げに挑戦したのですが……。

↓ツーリズム設立! 奮戦記 バックナンバー↓
・ツーリズム設立! 奮戦記/迷走編(1)
・ツーリズム設立! 奮戦記/交渉編(2)

まず、町の窓口へ行ってみた

スタートは町役場から
農家民宿の営業許可を受けたい場合、いちばん手っ取り早いのは既存のグリーンツーリズムの推進組織に加入すること。

その組織は立ち上げに必要な様々な手続きを既にクリアしているわけですから、後は私たち夫婦は農家民宿営業のみに専念することができます。つまり、推進組織づくりというゼロからの立ち上げという苦労が免れるわけです。

しかし、我が町には今だ推進組織は無い。いっそのこと隣町の組織への加入という方法もありましたが、どうもパラサイトなポジションには抵抗があります。私たちの目標は、自分たちが暮らしている地域の皆で達成する、町の活性化なんですから。

受験勉強張りに入れ込んだ書類を握りしめ、私たち夫婦はイザ! 町の担当窓口へ。

次のようなアドバイスを受けました。
・観光協会など、町との協同体制も検討して欲しい。(嬉しい提案、鬼に金棒です。)
・町内にある民間のペンション・民宿などとの競合に考慮して欲しい。(これには気がつきませんでした。宿泊の目的は異なりますが、念のために挨拶回りをすることに。)

町へのプレゼンテーションが終わり、書類を預け次のステップを待つことに。ところが、なかなか連絡が来ない。体験者である友人の話では、「思ったよりすんなりOKが出たよ。」ということでしたが。

さては書類に不備が? プレゼンに不手際が? と妄想が膨らむガイド夫婦です。「でもなぁ、町でも初めての試みだから」「関係所管への問い合せや調査に時間もかかるだろうし」と、お互いを慰めあいましたが、女房は待ちくたびれのろくろっ首。

そして遂に、町の担当者から町長の「農林漁業体験民宿に関する意見願」ができあがったと連絡が。意見願とは簡単に言えば、ガイド夫婦が取り組む体験民宿に関する推薦書みたいなもの。これで必要書類がほぼ揃いました。次は、町から県の担当窓口へと報告書がまわされます。

今度は、県の窓口に問い合わせてみた

県からアドバイスのメールが
しばらくして、県の農政課からメールが入りました。県からの要望と助言は以下のようなものです。
・推進組織の活動内容をもっと具体的にした、年間事業計画を提出して欲しい。
・推進組織の事業収入を算出して欲しい。

年間の事業計画と事業収入! メンバーは「七人の侍」のみ。人手不足でまだ具体的な動きもできないし、どんな事業で収入を確保すればいいのやら。ウ~ム、困った。

県の農政課へお助けメールを入れたところ、現時点での予定で構わないとのこと。最初から全てを実行することは困難だし、実行できるところから徐々に強化することも視野に入れてということでしょうか。それならばと、以下のような書類を再提出しました。

■川棚ブルー&グリーンツーリズム研究会/事業計画(抜粋です)
・農家民泊交流ツアーの実施
 宿泊・食事+田舎暮らしゼミナール
・ふるさと体験講座(地元住民参加)
 郷土料理/ガーデニング/工芸等の講座の実施
・地域再発見プロジェクト及びホームページ
 川棚町特産品の開発/町歩きサイン計画会議/専用ホームページ正式開設
・ツーリズム現地研修
 大村湾エコ・ウォッチング
・長崎県特産品新作展へ応募
 川棚町特産品開発会議の成果として新作展に挑戦

■川棚ブルー&グリーン・ツーリズム研究会事業収入(抜粋です)
・研究会年会費 ○○○円
・宿泊・食事+田舎暮らしゼミナールへの参加費 ○○○円
・体験プログラムへの参加費 ○○○円
・地元住民向け研修・講習会への参加費 ○○○円

推進組織の主な財源は上記の他、県などから補助金・負担金などもベースにできるようですが、これ以上の手間と手続きを続けるとギブアップしそうです。とりあえずはシンプルに実現可能な目標でスタート。この時点で整理整頓のために、運営のためのシステムをチャート化してみました。これをメンバーにも配布して、研究会全体の流れを把握してもらおうというわけです。

運営チャート


次は、消防署と保健所を攻略?>>
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この記事の担当ガイド

写真

堀江 康敬

地域・田舎の活性化のプロが、様々な田舎暮らしのスタイルを提案します。

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