ひたすら会社人間として働いてきた後にやってくる第二の人生。いきなり田舎暮らしを目指しても、文字通り荒野に放り出されるようなもの。快適な定年後の暮らしへソフトランディングするためには事前の準備が肝心です。何が次の人生を豊かにするのか、じっくりと田舎でのライフスタイルを吟味しておきたいものです。
人生80年(として)。60歳でリタイアすれば20年(時間にして175,200時間!)もの時間を手に入れることになります。これを使わない手はない。自給自足はサバイバル過ぎるし、晴耕雨読は枯れすぎている。しかし、まだまだ世の中への好奇心は色あせていないはず。これからは「よく遊びながら、よく学べ」でいってみよう。
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さて、今回はコンピューターで描いた「初めての個展」に挑戦します。
会場が美しい!
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| ココが長崎県美術館 |
「個展をやるぞ!」と、無謀な計画を思いついたのは数年前です。田舎に移住して10年を迎えた頃、節目として何か新しいことをやってみたいと。とにかく挑戦してみる。実現できるかどうかは実際にやってみなければわからないから、後はエネルギーを持続すること。
初めての個展。仕事じゃないし、嫌になったらやめればいい、誰に迷惑をかけることもないし……。のんびりとした田舎暮らしにどっぷりのガイドとしては、いささか不安が持ち上がってきます。まずは個展のための会場を確保することにしました。途中でやる気が減速しないための、一種の“縛り”ですね。
仕事先の紹介もあって、会場は長崎県美術館の県民ギャラリーに申し込むことに。案内パンフレットには「外光に満ちたエントランス、心地よい風が通り抜ける回廊、水面を臨むカフェ、緑に揺れる屋上庭園……自然を感じながら美術と親しんでいただけます」とあります。ウン、いい感じ。
使用者調査票を送付後、ギャラリー使用内定通知書が送られてきました。同封されていたギャラリー使用許可申請書と実施計画書の記載事項を書き込み、再度送付しました。
・使用の趣旨/伝統的な仏画のコンピューター・グラフィクスでの表現
・展覧会の名称/Guardian Buddha 守護仏展
・観覧料/無料
・展示品の内容/額装、タペストリー、掛軸等25点
・図録等資料配布/ポスター、ポストカードなど
・入館者予定/200~250人
・展覧会告知方法/DM、ウェブサイト
・有料貸出備品/彫刻台、キャスター付きパネル、スポットライト、壁打ち用フック
5日間の展示、前日前後に搬入・搬出、都合7日間ギャラリーに通うことになります。我が家から車で、往復約4時間余りのハードなスケジュール。頑張らねば。
作品が足りない!
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| ココがギャラリーA |
女房と二人で、ワクワクしながら会場の下見のため美術館を訪問しました。館運営担当のTさんの案内で、早速ギャラリーへ。
ガイド「広い!」
女房「広すぎる!」
Tさん「え~と、このギャラリーAは、10.80メートル×11.60メートルで176平方メートルあります。天井高は4.5メートル」
ガイド「この広い空間を埋めるには、相当数の作品がいりますねぇ」
Tさん「可動式パネルで、複数の空間に分割することもできますよ」
女房「スペースの一つを茶室に見立て、お茶を振る舞ったらどうかしら? 茶花なども作品の雰囲気に合いそうだし」
ガイド「おぉ、それで空間が稼げる! 赤い緋毛氈(ひもうせん)を使えば、良いアクセントになるし」
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