東京以外にお住まいの方からは意外に思われるかも知れませんが、東京、特に都心部では坂が多く、決して平坦な地ではありません。ある資料によれば、名前の付いている主な坂だけでも、千代田区に60、港区に107、文京区に106、新宿区に88の坂があります。
その中に 「幽霊坂」 と名付けられた坂が多いことに気付き、早速訪ね歩いてみました。なお、それぞれの坂へ行ったのはすべて明るい昼間。夜の 「幽霊坂」 は見ておりません。
では、北から順にご紹介しましょう。
北区田端一丁目
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坂を上ったところでは、大規模なマンション建設工事が行なわれていました。
文京区小石川五丁目・大塚三丁目間
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（別名：湯坂、暗闇坂）
筑波大学学校教育部の脇にある通りで、道幅も広くゆるやかな坂です。車や人の往来も多くなっています。通り沿いの区立窪町東公園を挟んで、うっそうとした森が広がっています。
文京区目白台二丁目
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日本女子大学の西側にある細い路地。一瞬、これが坂？ と思うほどゆるやかな傾斜で、霊も遊びやすいのでしょうか？ 昔、この坂の西側に本住寺があったようですが、現存していません。ここの写真を撮った帰り、タクシーに轢かれそうになったのは霊の仕業だったのか？ いいえ、目白の田中邸を横目で見ながら歩いていた私が悪かったようです。
新宿区弁天町・市谷柳町間
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外苑東通りから東に上る、きれいに整備された石段で、とても幽霊が出そうな気配はありません。昔、この坂の北側に宝竜寺 （宝龍寺） があったようですが、現存していません。
新宿区若宮町
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（別名：行人坂、祐念坂、唯念坂、祐玄坂、若宮坂）
外堀通りから若宮八幡に向け北西に上る坂。神楽坂にも近く、周辺地域には坂が多数存在します。坂の下が外堀通りに面してビジネス街、坂の上が住宅街といった地勢になっています。
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