ホログラフィックディスクって何?
GEはジェネラル・エレクトロニクスの略であり、世界最大の複合企業です。そのGEの中央研究所であるGEグローバル・リサーチが、最近、実にブルーレイディスク(1層)の約20倍の容量である500GBの容量を持つマイクロホログラフィック・ストレージ・ディスクの実証実験に成功したことを発表しました。
青色レーザーを使うGEのマイクロホログラフィック技術
現時点の光学ディスクではデータの読み書きにレーザー光線を使っています。そのため、このレーザー光線が作るビームスポットの大きさが記録密度となります。周波数が低い赤よりも周波数が高い赤のほうがビームスポットが小さくなり、結果として記録密度が高くなり、1枚のディスクに大容量が記録できるわけです。
ちなみにDVDは赤レーザーをブルーレイは青レーザーを使っています。ブルーレイがDVDより大容量な理由はこんなところにあるわけです。
さて、DVDやブルーレイが面にデータを記録するのに対して、ホログラフィック記録では深度を持って3次元パターンとして記録します。そのため3D記録などと呼ばれることもあります。ホログラフィック記録では単純な面ではなく、深さを持ってデータを記録することで、大容量が記録できるのです。
ただし、このホログラフィック記録は従来、複数のレーザーを使い、かなり機材が大型のものとなってしまい、実用は遠いのではないか?と言われていました。
それが、今回のGEの実験機材は「マイクロ」ホログラフィックと呼ばれるように、かなり小型化した機材になっているようです。レーザーは基本的に現在のブルーレイと同じ青色レーザーを使用し、CD、DVD、BDの3世代の光学ディスクの再生も可能になるそうです。将来はドライブサイズも現在の光学ドライブと変わらない程度のなるかも知れません。
ホログラフィックディスクの将来は?
今回の発表は技術実験の成功というだけなので、現実のマイクロホログラフィックディスク製品が出てくるまでには数年~10数年という長い時間が必要となると思いますが、次世代光学技術と言えるホログラフィック記録が実用に1歩近づいたという意味は大きいと思います。
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