家の売却

更新日:2003年08月21日

No.64 住宅の売却と所得税

住宅を売却した場合に課税される所得税について、それぞれの事項や特例に共通する基本的な考え方を説明します。


住宅売却時の税金について詳しくはこちら
マイホームを売却したときの税金の基礎知識



住宅の購入、所有、売却にあたりさまざまな名目で税金が課せられるのは、この講座のNO.12 ≪不動産にかかる税金の種類≫ で説明したとおりです。数多い規定の中でも最も分かりにくいのが、売却 (税金の世界では “譲渡” という用語が使われます) にかかる所得税ですが、今回はその基本的な考え方を説明することにしましょう。


住宅の譲渡は分離課税

税金の計算には、他の給与所得や事業所得と合算して税額を計算する 「総合課税」 と、特定の所得だけで計算する 「分離課税」 とがありますが、住宅 (不動産) の譲渡所得は基本的にこのうちの 「分離課税」 となります。


長期譲渡所得と短期譲渡所得

譲渡した年の1月1日現在で所有期間が5年を超える場合は長期譲渡所得、5年未満の場合には短期譲渡所得となり、それぞれ課税方法が異なっています。譲渡した日に満5年を過ぎていたかどうかではありませんので注意が必要です。


取得の日と譲渡の日

所有期間を計算する際の 「取得の日」 と 「譲渡の日」 は、売買契約を締結した日、引渡しを受けた日、引渡した日のいずれかをそれぞれ選択することができます。

例えば、平成10年12月に購入の契約をし平成11年2月に引渡しを受けて入居した住宅を、今年 (平成15年) 10月に売却の契約をして来年1月に引渡したとします。

この場合、契約~契約、引渡し~引渡しではいずれも5年未満ですが、取得の日を平成10年12月 (契約日) 、譲渡の日を平成16年1月 (引渡し日) とすれば、5年超の長期譲渡所得とすることができます。

なお、その住宅を贈与相続などで取得した場合には、原則としてその贈与者、被相続人 (亡くなったかた) が取得した日を引き継ぎます。


譲渡所得金額と特例・・・次ページへ



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平野 雅之

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