マンション購入の失敗・トラブル

更新日:2006年11月14日

ちょっと待った! そのマンション購入

「マンションは買えば資産になる」 「住まなくなったら貸せばいいんだ」 と気楽に考えていませんか? でも資産になる保証も、貸せる保証もありません。買ったことを後悔しないように、慎重な物件選びが大切です。


資産価値を落とすのは 「あなた」 かも!?

独身者によるマンション購入を否定する気はありません。むしろもっと積極的に購入してもよいと考えます。しかし、購入するからにはそれなりの高い意識も持っていただきたいのです。

老朽マンション
適切な管理や修繕ができなければ、極度の老朽化や荒廃もある。
マンションの総戸数に対して 「住まなくなったら貸せばいいや」 と安易に考える人の割合が少ないうちはさほど影響がありません。ところが、単なる仮住まいとしてしか考えていない人の割合が多くなればなるほど、資産価値低下の危険性が高まることも理解しなければなりません。

自分が住まなくなったときに貸せなかったり、思いどおりの賃料収入が得られなかったりすることによって、管理費修繕積立金の滞納者が増える懸念があります。またそのマンションに居住しない区分所有者が増えることで、管理組合の運営に支障をきたすこともあるでしょう。そのような原因で管理会社への支払いができずに管理委託契約が解除され、かといって自主管理に立ち上がる人もなく、異様に荒廃している分譲マンションも実際に存在するのです。

もし購入者の全員が 「住まなくなったら貸せばいいや」 と気楽に考えているのであれば、そのマンションに将来的な資産価値などないものとみたほうがよいでしょう。そのマンションの資産価値を落とすのは 「あなた」 かもしれないのです。


結婚後の住宅ローンに影響も!

独身時代に組んだ住宅ローン (本人が住まなくなることで、金利が高めのアパートローンなどに切り替えられることもある) が残っていることにより、結婚後に別の住宅を購入しようとしたときに思わぬ障害となることもあります。もちろん、確実に利益が見込めるような優良な資産だと金融機関が判断すれば、逆に有利に働くこともあるでしょうが、そのためにも空室リスクが低く賃料水準を維持できる物件であることが求められます。

冒頭のような 「売れない、貸せない」 マンションを購入すれば、一生それに縛られ続けることもあり得るでしょう。数十年経ってローンの支払いがなくなっても、管理費固定資産税などの支払いは残ります。管理費などを払わずに廃墟マンションになってしまったとしても固定資産税などが請求され続け、これを払わなければ他の資産が差し押さえられることすらあるのです。

事前に市場動向などを調べることも含め、慎重な物件選びを心掛けることが大切ですね。 「家賃がもったいないから “買わなければならない”」 などといった強迫観念にかられ、妥協の産物としての物件選びにならないようにくれぐれも気をつけてください。



page1 ≪仮住まいだからこそ難しい独身者の物件選択
page2 ≪賃貸経営の意識も必要
page3 ≪資産価値を落とすのは 「あなた」 かも!?≫



All About 住宅関連ガイドサイトの中から、不動産売買に役立つ記事を厳選
不動産売買お役立ち記事 INDEX



おすすめINDEX
   マンション選びのポイント

関連記事
   マンション管理の確認ポイント
   1981年に建築された建物は新耐震基準なの?
   マンションの役員は避けられる?
   このマンションは実在する!!




「不動産売買」 ガイドのメールマガジン (無料) は、不動産に関する最新情報をはじめ、さまざまな話題を取り上げながら、毎月2回皆様へお届けしています。
1 2 3
  • 印刷する
  • ブックマークする
  • 携帯に送る
  • ブログに書く

あわせて読みたい

この記事の担当ガイド

写真

平野 雅之

不動産取引実務に精通する専門家が、不動産売買で失敗しないノウハウを分かりやすくアドバイスします。

続きを読む

ガイドからのお知らせ

新築分譲マンション検索

新築分譲マンション検索

All About

全国の物件が探せる、All Aboutの新築マンション検索サイト。エリア、沿線、人気の条件から、自分に合ったマンション物件を探そう。

住宅・不動産関連コミュニティ

北欧好きが、愛用の北欧モノを見せ合うコミュニティ

メルマガ登録

【住宅・不動産メルマガ】一戸建て、マンション、リフォームからインテリアまで、住まいに関するアイデア満載の情報をお届けします。

ショッピングカタログ

All About モバイル

QRコード

All Aboutがケータイで読める!

オススメ記事をメールでチェック

知識・経験を生かして、記事を書いてみませんか?