筋交いをなくした壁が
面全体で地震の力を受け止める
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| 室内間仕切り部の耐力壁。右が筋交いのない耐力壁 |
筋交いが付いた従来の耐力壁は、地震の力が接合部に集まり、そこから家が損傷するケースがあります。そこで登場したのが、筋交いをなくし、その代わりに厚さ9ミリの合板と細かな釘ピッチで強化した耐力壁。この壁は面全体で地震の力を受け止め、接合部へ力が集中することを防ぎます。
しかも、ひとつひとつの壁の耐震性がアップしたことで、比較的少ない枚数の壁でも建物の強度を維持。したがって、開口部が広く、明るく開放的な空間を作ることができるのです。
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| 高剛性床の構造。高い耐震性に加えてプランの自由度も広がっています |
もっとも、どんなに柱や壁が強くても、2階の床が弱いと耐震性が低くなってしまうのはご存じでしょうか。
地震によって建物が揺れる時、建物に対しては水平方向の力が加わります。その力は、小屋(屋根)レベルから2階の耐力壁、2階の床レベルへと伝わり、さらに1階の耐力壁から基礎を通じて地面へと伝わります。つまり、地震の力が伝わる2階の床にも高い耐震性が備わっていないと、建物が損傷を受ける可能性は高くなってしまうのです。
そこで注目したいのが「高剛性床」。厚さ24ミリの合板と細かな釘ピッチで高い強度を備えています。一般的に2階の床は人や家具を支えるだけのように思われがちですが、それに加えて、揺れに対する強さも持っていないと家は強くなれません。
集成材、耐力壁、高剛性床。それぞれが高い耐震性を備えているため、最終的に、これらが構成する木造住宅の耐震性能はかなり高いレベルに達しているのです。
大きな吹き抜けのある木造住宅!
憧れを叶えた最新技術とは
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| 新技術によって、2層吹き抜けの空間は一般の木造住宅でも実現できますが、同時に高い耐震性も両立させるためには優れた技術が欠かせません |
では最後に、2層吹き抜けの大空間で、なおかつ高い耐震性を実現する技術をご紹介しましょう。
そのカギはふたつあります。ひとつは、柱であるにもかかわらず、一般の梁に匹敵する大きな「耐風柱」。120ミリ×360ミリの大きな断面を持っています。ちなみに一般の木造住宅の柱は約105ミリ×105ミリですから、その大きさがお分かりいただけるでしょう。
そしてもうひとつは「大スパン梁」。サイズは120ミリ×梁背390/450ミリで、こちらもかなり大きなものです。
この2つを組み合わせた技術が、災害に負けない強度をキープしつつ、憧れの大空間を確保できる木造住宅を実現します。従来の木造住宅を超えたスケールで、ダイナミックな住空間を手に入れることができるのです。
鉄骨住宅に比べても、遜色のない耐震性やプランの自由度の高さ。木の素材の温もりや爽やかな香りだけにとどまらない木造住宅の耐震性や機能性、お分かりいただけたでしょうか? 日々進化する木造住宅の技術について、また新しい情報が入りましたら、すぐにここでご紹介致します。
【関連サイト】
シャーウッド
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