インテリアコーディネート/インテリアコーディネートの基本

素敵な部屋は自分スタイルのインテリアから(2ページ目)

雑誌で見るような素敵な部屋に住みたい!と思っていても、その方法がわからない人も多いのでは。まずはインテリアスタイルを考えることから始めてみましょう。

鈴木 理恵子

執筆者:鈴木 理恵子

インテリアコーディネートガイド

ライフスタイルに合った部屋作りを

例えば、インテリア雑誌で見かけた部屋。「素敵だな」と思い、同じようにご自身の部屋のイメージを作り上げても、そこで居心地良く過ごせるとは限りません。
なぜなら部屋は日々暮らす場所から。ご自身のライフスタイルにあっていないと、どんなに美しい部屋でも窮屈に感じたり、その美しさを維持することは難しいのです。

ライフスタイルというのは、生活の送り方や価値観、好みとして考えると分りやすいでしょう。
例えば、リビングを「おもてなしや接客の場として、いつ誰がきてもいいようにきちんとした設えをしておきたい。家では落ち着いて静かに過ごしたい」という場合と「家族で団らんをとる場なので気楽に、使い勝手優先をしていきたい。明るく楽しく過ごせるようにしたい。」という場合では、間取りの取り方からインテリアアイテムの選び方まで違ってくるはずです。

「部屋のインテリアをどうしたらいいのか」を考えるときには、まず自分のライフスタイルを把握することが大切です。どんな風な生活を送っているのか、何を大切に考えているのか、どんなイメージが好きなのかを整理して、部屋のスタイル(インテリアスタイル)を決めていきます。


迷ったらスクラップブックを作ろう

イメージスクラップ
家具や小物、カーテンなどで気に入ったものを集めてみるとご自身の嗜好がはっきりしてきます。写真は、明るく華やかな南欧風リゾートスタイルのイメージスクラップ例。
ご自身がどんなライフスタイルなのか、漠然としすぎて掴めないという方は、雑誌やカタログなどで見かけるいろいろな部屋を参考にするといいですよ。「この部屋の重苦しい感じはいや。でも、おもてなしはしやすそう」とか「私もこんなナチュラルな部屋で暮らしたいわ。」など、共感を得る部分があるものです。

「あれも素敵、これもいい」と好みの部分で迷う場合も、家具や小物、カーテンなどの気に入ったものを集めてピックアップしてみましょう。すると「全体に明るく華やかな色が好き」、「素朴なざっくりした感じが好き」など、色、素材感やデザインの特徴の共通点が見えてきます。

家具や小物などインテリアアイテムを買うときには、このスクラップブックを持っていくのがおススメ。実際にショップに行くとあれこれ目移りしがち。迷った時には、自分の思い描くインテリアスタイルに合うか合わないかの判断に役に立ちますよ。

いかがでしたか。このように自分のライフスタイルに合わせたインテリアスタイルの部屋は、インテリアアイテムもイメージが統一されていて素敵にみえるだけでなく、居心地良く過ごすことができます。コーディネートに迷っていた方は、是非ご自身のインテリアスタイルを考えてくださいね。

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