インテリアコーディネート/インテリアコーディネートの基本

「決める」「戻す」で片付け上手

あなたの部屋の収納は使いやすい?どうやって収納場所を決めていますか?収納計画の基礎第二弾では、必要なモノを必要な時にすぐに取り出せる収納方法について考えます。

鈴木 理恵子

執筆者:鈴木 理恵子

インテリアコーディネートガイド

あなたのお部屋の収納は使いやすいですか?片付けてもすぐに散らかってしまうということありませんか?とりあえずモノをしまっておくというのでは、使い勝手も悪く、すぐに散らかってしまいます。収納のポイントは「捨てる」「決める」「戻す」です。今回は、不用品を捨てた後、使いやすさを考えて必要なモノを何処の場所にどの様に収納したらよいのか、「決める」「戻す」ことについて考えます。

【関連ガイド記事】
モノを見直して部屋をリセット!→「捨てる」ことについて考えた記事です。

収納の極意は使う場所を意識して

玄関のハンコ
玄関=靴収納だけではありません。郵便などの受取りに必要なハンコや筆記用具もあると便利。螺鈿の宝石箱に鍵と共に収納した例
部屋が散らかる原因の一つに、「しまうのが億劫で出しっ放し」があります。たとえば、「書類にハンコが必要なのだけど、どこに置いたかしら。さっき玄関先で使って置きっぱなしだった。」「爪を整えるのはリビングでテレビを見ながらするのだけど、爪切りの収納場所は洗面台の引き出し。戻すのが面倒でついついリビングに置きっ放しになってしまう」なんてことありますよね。

使う場所に適した収納場所が検討されていないと、出しっ放しになるということが起こりがち。収納の極意は、「必要なモノを必要な時にすぐに取り出せる」です。ということは、「使ったらすぐに戻せる」ということ。玄関と書類を書く机それぞれの場所にハンコを収納するスペースが、リビングで爪を整えるのならばリビングに爪切りを収納するスペースがあれば、使いたい時にすぐに使えて、戻すのも面倒でなくなりますね。

収納するモノを分類する

何処にどの様にしまうのかを検討する時には、まず、モノの特性を考えるとよいでしょう。モノの特性がわかると、収納場所やスタイルを決めるときに適切に選べます。いろいろな分類方法はありますが、下記の表のように生活行為別・使用頻度別・使用者別といった観点から分類するとわかりやすいでしょう。

モノの分類
モノを分類するとモノの特性がわかる


次ページでは、収納場所の決め方について解説します。


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