インテリアコーディネート/部屋別コーディネート術

新一年生!いい学習机を選ぶには(3ページ目)

勉強のためだけでなく、子供にとっては初の自分スペースとしてとなる机。学校にあがると、教科書、文具、ノート、ランドセルなどたくさんモノが増えるのでその収納も活躍。学習机の使い勝手やデザインで注意したいポイントをご紹介しましょう。

執筆者:鈴木 理恵子

 椅子は高さと奥行きをチェック

足置き付きの椅子

ガスで昇降するタイプ。背中をしっかりと支え、足置きなどもある、姿勢が安定する椅子を選びたい。(画像:イトーキ)

机に向かって正しい姿勢を保つには、体にあった椅子選びが重要なポイント。椅子は、成長に合わせて高さが変えられるものを選ぶと長く使えます。高さの調整は、ダボ穴で調整するタイプとガスシリンダータイプがあります。一般的なガスシリンダーの場合、座面に掛ける体重が軽いと低くなりませんので、体重が軽くても操作可能なものを選びましょう。

また、足は床面についていないと姿勢が安定しません。足が床につく或いは、足置きがあるものを選ぶと良いでしょう。

椅子の奥行きにも要注意です。椅子の奥行きが大きすぎて背もたれが機能せず、姿勢が悪くなることもあります。成長に合わせて、座面の奥行きを変えられるものもありますから店頭で相談してみるとよいでしょう。


 


学習机
天板の高さが変えられるデスクならば小さな子供でも安心(画像:フォルミオ)
中には机の天板に高さが変えられるものもあります。小さなお子さんはちょっと目をはなすと椅子から落ちてしまうこともありますから、就学前の小さなうちから机を使うのであれば、机の天板が下げられて、椅子も座面が低いものを使うと安全です。


 

使いやすさは子供の目線で

机の脚形状もチェックを

小さな子供の場合、椅子に座ったまま後ろに下がれないこともあります。テーブルの足がカーブしていると出入りもしやすくなりますよ。(画像:カリモク家具)

机を選ぶときには、子供が使いやすいか子供の目線でチェックも必要です。

  • 椅子から立ち上がっての出入りがしやすいか。
  • 椅子の安定性はよいか。キャスター付や回転式の椅子はストッパー機能があるか。
  • 引き出しの出し入れは重いものを収納しても子供の力でスムーズに動くか。
  • 引き出しにはストッパーがついているか。
  • 収納の取っ手は子供でも握りやすいか。
などに注意をしてみてください。大人だとスムーズにできることが、子供だと危険だったり難しいこともあります。お子さんに実際に操作させてみて、使い勝手の確認をしましょう。

 

子供には安心なものを

 「シックハウス」という言葉、覚えていますか。室内の建材に使われていたホルムアルデヒドなど有害な揮発性有機化合物が、健康被害を引き起こす現象です。今、日本の住宅では、室内で使う建材類には規制が設けられています。反対に移動が可能な机やソファといった置き家具には規制がありません。しかし、国内の家具メーカーの中には自主的に規制値以下になるように家具を作っているところも増えています。子供にとって安心できるものかどうか、親としてチェックすることも必要ですね。
 
いかがでしたか。学習机を選ぶポイントを挙げましたが、イメージも大事です。近頃は、シンプルなだけでなく、ロマンチックなもの、カラフルなものなどとデザインも豊富です。どんな机にするのか部屋のイメージも含めて、お子さんと相談しながら、部屋作りのおもしろさを親子で体験するのもいいですね。

また、思っているよりも学習机は高価です。机本体だけでも10万円以上、椅子や本棚まで含めるとかなりの金額になることもあります。学習机を検討するタイミングは年々早くなっていて、10月くらいから店頭にならびますが、年明け以降になると商品が売り切れてしまうこともあるとか。ご予定のある方は早めにご検討を。
 
【関連サイト】
イトーキ学習机・学習家具
カリモク学習机
フォルミオ
【関連ガイド記事】
収納家具は子供と一緒に成長する
子供部屋 照明計画のポイント
インテリアのプロが勧める子供部屋の家具
男の子3人いても散らからない部屋の秘訣

 

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