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建築家住宅の実例
更新日:2002年11月08日
設計事務所が仕掛けるコーポラティブハウスもあると聞いて、東京は自由が丘のゼロワンオフィスをたずね、最初のプロジェクトである「J-alley 自由が丘」を見せてもらいました。

設計事務所がつくるコーポラティブハウスもあると聞いて東京・自由が丘のゼロワンオフィスをたずねることにしました。
代表の伊藤正さんは長く住宅建築や商業建築を続けてこられましたが、近年の住宅着工件数の減少を目のあたりにして、何か自発的に仕事を創造していくことはできないかと感じ、コーポラティブハウス事業をスタートさせたということです。
「やはりこれまでのディベロッパーのつくる集合住宅を見ていて、そこに感じるのは“お仕着せ”の生活空間でしかないなと。日本人の生活意識はどんどん高まってきて、衣食住の衣と食まではずいぶんクオリティが上がってきたのに、なかなか“住”の分野がそれについてこなかった。ですがここにきて、ようやく日本も住の時代に行きつつあるのかなあと思える兆しが出てきました。それがいまの建築家ブームだと思うんです。私たちはそれを、なんとか集合住宅の部分でも展開していけないかと考えたんですね」(伊藤さん)
インターネットの普及もあって、ゼロワンオフィスの読みはみごとに当たり、いまはネットを通じて次回のコーポラティブハウス・プロジェクトへの参加を希望する登録会員が1000人にもおよぶといいます。
「土地を取得する前に人を集めちゃうわけです。ここにこういう土地があるということで人を集めて、そこで建物のボリュームやいくらぐらいの住宅が取得できそうですよということをアピールして参加者を募ると。そして同時に地主の方にはここを買いますからという話をして準備をすすめていきます」(伊藤さん)
ゼロワンオフィスの場合は、間に法人を立て、いったんそこに土地を取得してもらい、住民の組合が結成されて各世帯にローンがおりたのちに譲渡してもらうという形を取っているそうです。
さっそく、「J-alley 自由が丘」の何世帯かの住居部分を見せていただくことにしました。
まずは若いご夫婦でお住まいのNさんのお宅。海外のホテルかアパートメントを思わせるシックな玄関を入ると、一段低くなったリビングがあります。ここは天井高を確保するために一段フロアを低くしたのだとか。こんな離れ業はふつうのマンションでは望めません。
玄関からリビングに続く廊下部分の壁にはところどころ収納が設けられ、けっこうな収納スペースが確保されています。そしてその壁の一部の切れ間が、モダンなインテリアのバスルーム&サニタリーへの入り口という仕掛けになっていました。
驚くのはリビングとガラスで仕切られたベッドルーム。ふつうは見えないところに隠されてしまうことの多い寝室を、Nさんのお宅ではあえてリビングから丸見えの続き部屋にもってきました。二人だけの生活ということですから、プライバシーの問題さえなければ、こんなに解放感あふれるベッドルームはちょっとありませんよね。

続いては建設関係のお仕事をされているMさん夫婦のお宅。こちらは子どものできたときの生活を考えてぐっと家庭的な雰囲気になっています。

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