文章:白崎 泰弘(All About「オール電化住宅」旧ガイド)
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| オール電化はどこまで低コストになる? |
「オール電化は経済的」というキャッチコピーがよく目にとまります。「本当に安いの?」といぶかしがる声もよく聞きます。
前回、私は
「オール電化で安全を買うと思った方が判りやすい」という主旨の記事を書きました。しかし、私どもに相談にくるお客様のほとんどは、「安全なのは判るけれど光熱費は下がるの?」となります。
どうしたらできる?光熱費の比較方法
「光熱費は安くなるの?」に答えるためには、同条件での従来型とオール電化のサンプリングが必要になります。
私の受けている仕事では、同じ家族構成、同じ設備機器という条件のもとで、比較のできるお客様はいません。また、きれいに比較できるデータを持っているという同業者にも会った事がありません。
どんなに経験豊かな設計者であっても、そのはずなのです。
・家族が増えたからそれをきっかけに新築する、または増築する。
・古くて使い勝手の悪い家を、住みやすくリフォームする。
私たち設計者に依頼するお客様は、同条件でつくり直すのではなく、「より快適に」「より便利に」を設計条件にしています。
したがって設計者に「経験上どっちが安い?」と聞き出すことには無理があるわけです。「生の声」がなかなか聞こえてこないのも、仕方ないことなのです。
では何か比較できる方法はないでしょうか?
以下の電力会社のサイトには、オール電化と従来型の比較ができる光熱費シミュレーションサービスがあります。
沖縄電力「オール電化シミュレーション」 九州電力「簡易版オール電化シミュレーション」 関西電力「光熱費シミュレーション」 北陸電力「光熱費試算・200ボルト機器提案書」 中部電力「光熱費シミュレーション」ガスや灯油の最近の検針票を用意して、その月の使用料金を入力すれば、オール電化でその分を電気に置き換えたという想定のもと、計算されます。
残念ながら、これ以外の電力会社では比較のサービスを行なっていません。
*)その理由の一つは、実際とシミュレーションの差が大きいということです。さきほど述べた「同じ使い方」というのは非常に稀で、やはり新築・リフォームをすると、条件が違ってくるのです。
例えば、今まで多少の寒さを我慢していたリビングに、床暖房を新しく導入する、そしてその快適さを享受すれば、その快適な分だけ電気使用量は増えてしまいます。そうするとシミュレーションと現実の差が大きくなってしまい、誤解の元となる可能性があるからでしょう。
*)比較シミュレーションを行なっていない電力会社も、モデルケースによる試算を掲載していたり、窓口サービスなどで個別対応の試算をしてくれたりします。オール電化で光熱費が上がるのではなく・・ >次ページ