IHクッキングヒーターの最新情報

更新日:2007年08月16日

IHクッキングヒーターって、そもそも何?

編集部 住まい 写真

「お掃除ラクラク」のイメージで、いまや人気者のIHクッキングヒーター。何故、ヒーターは発熱しないのにお鍋だけが熱くなるのでしょう。今回はその仕組み編です。

IHクッキングヒーターのしくみ

IHの加熱のしくみ
図版提供:松下電器

IHクッキングヒーターの「電磁誘導加熱」のしくみは以下のようになります。
(1)内部のコイルに電流を流すと磁力線が発生します。
(2)磁力線が鍋底を通過するとき、そこで電磁誘導が起き、うず電流が流れます。
(3)電流が流れる際、鍋の電気抵抗が大きいため、熱が発生します。



「あれ?さっき磁石を動かした瞬間に電磁誘導が起きるって聞いたけど、クッキングヒーターも鍋も動かないのに、どうして電流が流れるの?」
IHに流れる電流は「交流」で、1秒間に数万回もの周期で電圧が変化します。その結果、コイルの周りに発生する磁力線も、同じ周期で変化します。
これで磁石が動いたのと同じ状態になり、電磁誘導によって鍋底に電流が流れ、その時の電気抵抗によって熱が生まれるのです。

「クッキングヒーター自体は熱くならず、鍋が熱くなる。」このしくみ、ご理解いただけましたか?

気になる火力は?電気代は?

従来のヒーター加熱式のクッキングヒーターは、発熱体自体が熱くなるのに時間がかかるため、立ち上がりが遅く、十分に温度が上がらないのが難点でした。また、周囲に逃げてしまう熱もあるため、効率が良くありません。これはガスコンロでも同様です。夏場、調理中にキッチンが暑くなるのを経験なさった方も多いと思います。これは、コンロの火がキッチンの空気も暖めてしまうためです。

一方IHは、電磁誘導によって鍋底に作用するので、周囲の空気に逃げる熱は少なく、効率よく加熱できます。また、内部のコイルの巻き数を増やし、200Vの電源を使うことで、発生する磁力のパワーを強くしているので、十分な火力が得られます。ガスコンロと比較しても遜色無いそうです。
以前の電気コンロでは火力が弱くてイライラした方もいると思いますが、もう心配ありません。

それだけハイパワーと言われると、こんどは電気代が気になりますが、熱効率がよいために、ランニングコストはガスの場合と同程度だそうです。さらに、給湯にもエコキュートや電気温水器を採用しオール電化になると電気料金の割引メニューがありますので、検討してみてください。


IHクッキングヒーターはガスコンロと比べて、火力や光熱費の面ではあまり差が無いのですが、両者は加熱方法が違うので、使い勝手も異なります。IHにはIHの「使い方」があるわけです。
今後、適した調理法、便利なこと、注意すべきことなど、ご紹介していく予定です。
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