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更新日:2009年02月23日

ヒートポンプ温水式床暖房ってどうなの?

編集部 住まい 写真

前回、前々回の蓄熱式に続いて今回も暖房のお話です。今回は安いランニングコストで足ざわりも良いといわれるヒートポンプ式温水床暖房を取り上げます。

参考:パナソニック電工のウェブサイト
参考:パナソニック電工のウェブサイト

大面積向きって本当?

温水式床暖房は大面積向き、ランニングコストが割安といわれますが、本当に安いのでしょうか?
温水式床暖房と、電気式床暖房の中でもっとも初期費用が安いヒーター式床暖房の年間ランニングコストを、下記の条件に基づいて、12畳の場合と20畳の場合でそれぞれ計算してみました。
そうすると、年間ランニングコストはヒーター式より温水式のほうが、12畳の時で約23,000円、20畳の時で約38,000円ほど安いという計算になりました。
さらに、温水式にしたときの初期費用のアップ分を年間ランニングコストの安くなる分で割ってみると、20畳の広さでは約5年半で回収できますが、12畳では約13年弱かかるということになりました。
温水式床暖房は大面積向きだという理由がここにあります。
初期費用はカタログ価格をベースにしていますので、購入価格が下がれば、回収年数は縮まります。

試算条件:
東京電力「電化上手」契約/7~9、17~23時の8時間暖房/11~4月の6ヶ月間使用/室内温度:22℃
厳寒期(1、2月)平均最低気温:2.3℃/厳寒期以外(11、12月/3、4月)平均最低気温:7.4℃、
/熱損失係数2.7w/平米・K(次世代省エネルギー基準 IV地域)/ 熱ロスによる補正比 1.2(ヒーター式:1.1)


では何故そんなに差が出るのでしょう。
ヒーター式の初期費用は床面積に比例するのに対し、温水式は初期費用の中で室外機にかかる割合が5割ぐらいあり、かつ、12~20畳程度の面積差では同じ能力の室外機を使うことになるからです。20畳のリビングでなくても、2、3つの部屋にわけて床暖房を設置してもよいので、なるべく大面積で導入したほうがおトクになります。その場合は、エリアごとに個別運転するタイプを選ぶようにしてください。

地域によってメンテナンスコストの差が出る!

最低気温が-10℃を下回る地域では循環水に不凍液を使うことになります。この不凍液は経年劣化していくので、約5年に一度の割合で交換しなければなりません。温暖な地域では水道水を循環水に使用するので、その面倒はなくなります。
気温が零下であっても、凍結防止機能が備わっているので-10℃まで下がらない地域であれば、水道水を使うことができます
循環水に水道水を使って問題のない地域でオススメの床暖房だということができますね。
※メーカーによって推奨に違いがあります。導入の場合は必ずメーカーに相談してください。

ヒートポンプ温水式床暖房をかしこく使うには

暖まるのもゆっくり、冷めるのもゆっくり。
ですから、朝は、起床時間の1~2時間前にタイマーで運転開始。電力量料金単価が切り替わる午前7時(東京電力の電気料金メニュー「電化上手」の場合)を過ぎたら、運転をいったん止めるのが賢い手。
夜は、就寝時間の1時間程度前にスイッチを切ってしまっても大丈夫、寝るまで余熱で過ごせます。冷えてくる前に寝てしまいましょう!夜更かし防止にもなりますよ。
“早めにつけて、早めに消す”
これがヒートポンプ温水式床暖房を使うときのかしこい使い方です。

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先の記事で「蓄熱式」は昼間の電力のピークカットにつながり、社会全体に貢献する方式だといいましたが、ヒートポンプ方式は電気エネルギー自体の消費をもっとも抑えてくれる床暖房方式です。エコロジーを真剣に考えてくださるのなら、断然ヒートポンプ温水式床暖房です。

初期費用が高いと敬遠されがちですが、後にかかる電気代のこと、環境のことをトータルに考えていただければ、ヒートポンプ温水式床暖房も選択肢のうちに入ってくるのではないでしょうか。

【ヒートポンプ温水式暖房のメーカー】
サンデン(株)
三洋電機(株)
ダイキン工業(株)
東芝機器(株)
パナソニック(株)
古河電工グループ
三菱電機(株)
 (株)コロナ
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