IHクッキングヒーターの上手な使い方

更新日:2009年03月18日

IH料理研究家に聞く!おいしくつくるコツ

編集部 住まい 写真

IHクッキングヒーターでチャーハンをつくる際の「シリコンべら二刀流」は知ってますか? このIH調理のポピュラーなこのテクニックを考案した料理研究家、脇雅世さんの料理スタジオを訪ねました。

文章:白崎 泰弘(All About「オール電化住宅」旧ガイド)

料理研究家・脇雅世さん
料理研究家・脇雅世さん
「シリコンべら二刀流」って、知っていますか?

IHクッキングヒーター(以下、IH)は、フライパンがトッププレートに接していないと加熱しませんね。

そこでフライパンをあおる代わりに、シリコンべらを両手に持って、屋台の焼きそばのように具材を持ち上げて混ぜ合わせる方法。それが「シリコンべら二刀流」です。

知っている人にはポピュラーな、IH調理のこの方法、実は料理研究家、脇雅世さんが普及させたテクニックなのです。

今回は、脇さんのスタジオを訪ねて、IH調理に関するお話を伺ってきました。

【脇雅世さんのプロフィール】
料理研究家。東京都出身。
現在、脇 雅世料理教室運営/服部栄養専門学校国際部ディレクター/明治記念館飲食アドバイザー
1977年~1984年、フランス料理修得のためにパリ滞在。
NHK「きょうの料理」などのTV番組や雑誌で活躍中。『IHクッキング 基本のレシピ』他著書も多く、IH調理のオピニオン・リーダー的存在。


IH料理に取り組むきっかけは「ホワイトシチュー」

フランスで料理を学んだ脇さんは、1986年よりご自分の料理教室を運営。2000年に、東京・神楽坂で新たに料理スタジオを開設する際に、思い切ってガスを使わないキッチンになさいました。当時は、IHクッキングヒーターだけを設置する料理研究家はほとんどおらず、ガスコンロとIHを併用する人がほとんどだったそうです。

脇さんが、IHを導入したきっかけは、ホワイトシチュー。「IHを使って20分間煮込んだところ、野菜は色鮮やかで煮崩れがなく、お湯ににごりもない。まるで煮えていないように見えたんです。ところが、出来上がったシチューを口に入れると、今までにない食感と味わいでした。IHには、新しい料理の可能性があるのではないかと感じ、以来、IHの大ファンです!」
新しいものに挑戦するというエスプリをフランスで学んだ脇さんならではのチャレンジです。

シリコンべら二刀流!
シリコンべら二刀流!
冒頭の「シリコンべら二刀流」のきっかけは、
「普通のフライ返しは、先が斜めになっていて、両手で使うとき具材がうまくすくえないんです。かき混ぜなどに使う製菓用シリコンべらを見たら、意外に耐熱温度が高かった。先もフラットだし、弾力もほどよい。これは使える!ということで、始めました。」
やがて、雑誌などで紹介され、このテクニックが広まっていきます。
「2003年ごろでしょうか。IHが急速に普及しましたでしょ?同じ時期だったので、ひょっとしたら私、貢献してるかも!と思いました。」

脇さんのような方たちの活躍で、IH料理という新しい文化が、広がってきているのですね。

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