文章:白崎 泰弘(All About「オール電化住宅」旧ガイド)
最近の住宅では、キッチンは、対面式やアイランド式などのオープンなものが好まれています。「LDK」というように、リビング・ダイニング・キッチンがひとつの空間につくられるケースが増えてきました。
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| すっかり定番の対面式キッチン |
しかし、ひとつの空間にも関わらず、キッチンは調理による熱や水蒸気の影響があるので、リビング・ダイニングとは室環境が異なります。夏場、キッチンで料理しているお母さんは汗だくなのに、リビング・ダイニングにいる家族は、エアコンが程よくきいて、涼しい顔でご飯を待っている・・・なんていうこと、覚えがありませんか?
実は、こんなときに
お母さんの強い味方になるのが、IHクッキングヒーターなのです。今回は、IHクッキングヒーターによる、快適で楽しいキッチンを考えてみたいと思います。
IHクッキングヒーターで快適なキッチン!そのわけは?
IHクッキングヒーターを使うと、快適であるといわれるのは、「トッププレートがフラットで、お掃除がラク」だけが理由ではありません。
キッチンでは調理によって、熱・水蒸気・油煙が発生します。これが、コンロまわりに拡がってしまうと、そこにいる人が不快なだけでなく、長期的な影響で、壁・天井の汚れや傷みの原因になってしまいます。できるだけ速やかに排気するといいのですが、換気扇だけでは限界があり、完全に防ぐことはできません。
しかし、IHクッキングヒーターなら、熱や水蒸気・油煙の発生そのものを少なくすることができるのです。
以前の記事
「IHクッキングヒーターって、そもそも何?」でもご紹介した通り、IHクッキングヒーターは鍋自体を発熱させる仕組みなので、周りの空気を暖めることはほとんどありません。したがって、キッチンの室温を快適に保つことができます。
また、ガスとは異なり、燃焼に伴う水蒸気の発生がありません。
ガス(CH
4やC
3H
8)の場合、燃焼時に酸素(O
2)と結合して、二酸化炭素(CO
2)と、水(H
2O)、つまり水蒸気が発生します。
一方、IHクッキングヒーターはというと、火を使わないので、二酸化炭素も水蒸気も発生しません。さらに、コンロまわりの上昇気流が弱く、鍋の中から出てくる湯気や油煙の拡散が少ないのです。
ちなみに、前回の記事でご紹介した、脇雅世先生の料理教室では、使い方の自由度を優先して、IHクッキングヒーターの調理台を可動式にしています。つまり、IHクッキングヒーターの真上にレンジフードはありませんが、教室を開設して8年、一度も壁・天井のクロスの張替えをせずに、きれいに保たれていました。
このようにIHクッキングヒーターは、
熱・水蒸気・油煙の影響を少なくすることで、快適なキッチン環境を実現しています。
もちろん、「リビング・ダイニングとまったく同じ環境」というわけではありませんが、夏場の汗だくの調理からは開放されそうですね。
快適なだけじゃない!IHならではの楽しいキッチンが! >次ページ