ブルーレイレコーダー/ブルーレイ・DVDレコーダーの基礎

どのぐらい必要?レコーダーのハードディスク容量

ハードディスクはDVD・HDDレコーダーの録画時間を決める重要なパーツです。ここでは録画モード、アナログ、デジタル放送での録画容量の違い、どんなユーザーならどの程度の容量が必要なのか?を紹介します。

一条 真人

執筆者:一条 真人

デジタルガイド

レコーダーの録画可能時間はわかりにくい?

ハードディスクの容量、どれくらい必要?

ハードディスクの容量、どれくらい必要?

VHSビデオデッキでは、録画メディアのテープに録画可能時間が書いてあり、どれだけ録画できるか簡単にわかります。これに対して、DVD・HDDレコーダーでは映像をハードディスクに録画します。録画モードによって必要な容量が変わるため、どんな画質で録画するとどの程度の容量になるのかわかりにくいようです。

さらにデジタル放送とアナログ放送の録画では、録画モードや必要な容量が変わります。

今回は、どんな使い方をする人はどの程度のハードディスクのレコーダーを選ぶとよいか説明します。記事の最後では、DVD・HDDレコーダーの録画に関する基礎知識も説明します。

【参考】
ハードディスク容量は「ギガバイト(GB)」という単位であらわされ、数値が大きいほど容量が大きくなります。なお、1000MB(メガバイト)が1GBになります。逆に1000GBになると、単位が繰り上がり「テラバイト(TB)」になります。


あなたにおすすめなハードディスク容量は?

レコーダーを選ぶときに、どの程度のハードディスク容量のものを選ぶべきか考えてみましょう。

ここでは1日の最大録画時間を約6時間と考えて計算します。地上波デジタルのHD録画は1時間で約8GB、アナログ放送標準画質のSP録画は1時間約2.2GBの容量が必要です。ここではこの時間と容量から、必要なハードディスク容量を考えてみます。


ハイビジョン番組を録りだめて楽しみたい人

せっかくデジタル放送を見るなら、ハイビジョン番組を存分に録画して楽しみたいと思います。また、いちいちメディアにバックアップするのも面倒なので、できるだけ録りだめたままで楽しみたいでしょう。この場合、出来る限り大容量なハードディスクを搭載したモデルを選ぶべきです。

現在のレコーダーは1TB搭載機が最大容量です。しかし、1TB搭載機は機種が少なく選択肢が限られるので、800GB以上を搭載した機種から選択するといいでしょう。


録画を見たら、すぐに消す人

あまり録りだめず、録画後1~3日中に見て、見たら消すような使い方をする場合を考えてみます。1日に6時間の番組を録画するとして、3日間で計18時間です。すべてデジタル放送のハイビジョン番組だとしても150GB程度の消費になります。アナログSP録画なら約40GBです。というわけで、デジタル機で200GB以上、アナログ機なら160GB以上のモデルで十分です。

最近のデジタル機のハードディスク容量は、最低ラインがこの200GB程度になってきています。デジタル機を実用的に使える最低ラインがこの容量でしょう。


週末にまとめて録画を見たい人/使い方の見当がつかない人

これは平日は時間がないので週末にまとめて録画を見たいという人です。実際、このような人が一番多いのではないでしょうか? 1日6時間の番組を7日間とすると合計42時間です。すべてがデジタル放送のハイビジョン映像だとしても約336GB、アナログSP録画で約92GBです。デジタル機で400GB以上、アナログ機で160GB以上のモデルを選べばいいでしょう。

週末にまとめて録画を見るというのはレコーダーユーザーの1つの典型的な使いかたです。レコーダーが欲しいけど使い方の見当がつかないという人も、とりあえず、このレベルのものを選択しておけば間違いないでしょう。

さらに効率的に使いたい人、自分に合った容量をしっかり知りたい人は、ハードディスクの容量について、もう少し知っておきましょう。アナログ放送とデジタル放送の容量の違いなど、詳しくは次のページで。

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