前回のコラムでは、「借りられる額」についてお話しました。今回は、「返せる額」についてです。
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「返せる額」=いくら返せるか ……1P目
「返せる額」=いくら返せるか
「借りられる額」を決めるのが金融機関だったのに対して、「返せる額」を決めるのは自分です。さっそく、「返せる額」を出してみましょう。日々の生活を思い出しながら、ひとつずつ数字を固めてください。
■現在の家賃
現在、負担している家賃はいくらですか?ポイントは、自分で負担している家賃を書き出すこと。家賃補助など、住宅購入後はなくなってしまうお金は除きます。また、駐車場代などもここに足してください。年間ベースで把握しましょう。
■住宅購入用の貯蓄
家を買うためにしている貯蓄の額を書き出しましょう。ポイントは、家を買った後も続ける貯蓄額は除いて考えることです。例えば、毎月5万円の積み立てをしているとして、家を買った後も3万円の積み立てを続けたいと思うのなら、計上できるのは2万円です。併せてボーナスから積み立てているお金も足しましょう。年間でいくらの住宅用積み立てをしているか把握できましたか?
■維持費
家を買った後の維持費を出します。維持費として考慮しておきたいのは、固定資産税・都市計画税、管理費・修繕積立金、駐車場代などです。かかる、かからないはケースバイケースですから、自分に関係のある費用を書き出します。
全ての数字が固まったら、下の表に当てはめてみましょう。これが、現在の生活水準を変えない住宅ローンの年間返済額となります。
返済可能額
「返せる額」と「借りられる額」、2つの数字を把握したら、小さい方を目安に借入額を算出します。ところで、今回出した数字は、あくまでも現時点の状況を考慮したものにすぎません。実際の返済額を決める際は、将来にわたっての家計の推移を考慮、柔軟な検討が欠かせません。