マネープラン/シングル女性のためのマネープラン

結婚を決めたら考えたい、お金の話 (1)

結婚を意識したら、2人できちんと話しあってほしい、お金のこと。お金をどう貯めていくか、結婚後はどうやって管理するか、誰が管理するか。2人のお金のルールや目標を決めていくことが必要です。その際のポイントを説明します。

やがら 純子

執筆者:やがら 純子

マネープラン入門ガイド

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価値観の異なる2人だからこそ、楽しいんですよね

価値観の異なる2人だからこそ、楽しいんですよね

違う環境で育った二人が結婚するのですから、価値観の違いにとまどったり驚いたりするのは、当たり前のこと。でも、衝突はなるべくしたくない。相手の幸せも考えて、お互いに折り合える地点をみつけたいものですね。

金銭感覚も異なるはず。結婚するなら、家計の管理方法、買い物ルール、貯蓄計画などを話し合うことが必要です。それらは実は、どんな風に暮らしていくかという、これからの2人の生き方に関係してくる話なのです。

【目 次】
■結婚に向けて、お金をためる……1ページ目
■トラブル回避! 注意点
■家計の管理はどっちがやる?……2ページ目
■共働きの家計管理
■別財布がダメな理由

■Part2(近日アップ)
・家計の目安(食費は収入の何割?)
・結婚後の生命保険
・新婚時代が、貯蓄のカギ!

 

結婚に向けて、お金を貯める

結婚式や新婚旅行など、結婚する時にまとまってかかるお金は、2人で400万円以上、ご祝儀がもらえるとしても、自己負担は300万円くらいになると言われています。(ゼクシィ「結婚トレンド調査2009」より試算)。ご両親が援助してくれる、すべて自分たちで支払う、男女どちらかが主に負担する、式への招待人数で負担割合を決めるなど、それぞれの事情でいろいろな形があることでしょう。

結婚のためのお金は、上記だけではありません。大事なのは、その後の生活です。結婚式で貯蓄が底をついてしまわないよう、無理のない挙式・披露宴プランを考えることと、結婚までに出来るだけお金を貯めるという心構えが必要ですね。お金がかからないデートを工夫してみましょう。

着実に貯めるための基本は、「毎月、積み立てる」こと。貯金を毎月続けるということは、結婚式のためだけでなく、その後の家計管理でもとても大切なことですから、結婚前から習慣づけましょう。定期預金の積み立てをベースに、余力があれば投信などを利用してもいいと思います。ただし投信などは価格が変動する性格のものですので、結婚式の時期に価格が下がってしまっている可能性もあるということは頭に入れておいて下さい。
 

トラブル回避! 注意点

一緒にいるだけで楽しい

一緒にいるだけで楽しい

結婚に向けて、彼氏のまたは彼女の銀行口座で一緒にお金を貯めているという人がいますが、それはあまりおすすめできません。水を差すわけではありませんが、万が一、結婚が白紙に戻ってしまった場合、そのお金をどう精算するかでもめる可能性があります。また結婚前に、口座の名義人のほうが亡くなってしまうと、そのお金は一緒に貯めたパートナーではなく、亡くなった人のご両親が相続することになります。よくないことを想像するのは嫌かもしれませんが、トラブルを出来るだけ事前に回避することも大切なことです。

それぞれ自分の口座でお金を貯め、必要な時にはお金を出し合うという、ごく当たり前の形が一番よいと思います。

次のページは、結婚後の家計管理のルールについてです。

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