Flip4Macのロゴ |
QuickTime にWindows Mediaのサポートを追加する
Flip4Macは単独で動作するプログラムではなく、QuickTimeにWindows Mediaのサポートを追加するプラグインです。フリーで提供されるのは再生機能をもつ「Player」のみ。Flip4Macのダウンロードページからプログラムをダウンロードしてインストールを実行すると、/ライブラリ/QuickTime/ フォルダに「Flip4Mac WMV Import.component」と「Flip4Mac WMV Export.component」がコピーされ、/ライブラリ/Internet Plug-Ins/ フォルダに「Flip4Mac WMV Plugin.plugin」と「Flip4Mac WMV Plugin.webplugin」が入ります。さらに/アプリケーション/Flip4Mac/ フォルダには「WMV Player」、「Flip4Mac WMV Uninstaller.pkg」、「Flip4Mac WMV User Guide.pdf」がコピーされます。
アプリケーションフォルダにインストールされたファイル。このソフトはQuickTimeにWindows Mediaのサポートを追加するだけなので、WMV PlayerをダブルクリックしてもQuickTime Playerが起動するだけです。「Flip4Mac WMV Uninstaller.pkg」はFlip4Macに関連するすべてのファイルをアンインストールする場合に実行します |
Flip4Macの注意点など
Flip4Macをつかったストリーミング放送の視聴はプロキシを経由したネット接続の場合でうまく再生されないようです。Flip4Macを使用したくない場合は、システム環境設定のFlip4Mac WMVで「Plug-In」の「Use Flip4Mac WMV Internet plug-in」をオフにします。
設定を変更した場合は、ブラウザを一度再起動する必要があります |
ちなみにダウンロードしたWIndows Mediaのムービー(拡張子が.WMV)を必ずQuickTimeプレイヤーで再生したい場合は、Finderの「情報をみる」コマンドで割当を変更しておきましょう。
“このアプリケーションで開く:”のポップアップメニューを変更して「WMV Player」に変更。さらに(すべてを変更…)ボタンを押すと、同じ拡張子のファイルはすべてWMV Player(QuickTime Player)で開かれるようになります |
まとめと今後
現時点では、Mac版Windows Media Playerの開発は止まっており、今後のバージョンアップ予定もないことが確認されています。もともとMacでは視聴できなかった有料コンテンツやYahoo!動画、GyaOのようにコンテンツの著作権保護機能(DRM)が追加されているものは、今後Silverlightが使われることになっていく思われるので、Flip4Macの必要性も無くなってくるかもしれません。
最近では、動画を提供するサイトのほとんどは、Googleビデオや日経ブロードバンドニュースおよびネットシネマ.TVのコンテンツのようにFlashを使った動画配信を使う方法でMacでもコンテンツが視聴可能なので、それほど苦労することはないでしょう。
ようするに、MacユーザはMacでも利用できるサイトを選べば良いのです。