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rel="nofollow"で迷惑投稿を減らせるかも?

掲示板やブログのコメント欄など第三者が自由にリンクを作れるような場所には、リンクを作るa要素に「rel="nofollow"」の記述を加えておきましょう。迷惑投稿(スパム投稿)を少しは減らせるかもしれません。

西村 文宏

執筆者:西村 文宏

ホームページ作成ガイド

HTMLでリンクを作る際に使うa要素に、rel属性を加える記述方法があります。例えば以下のように。

<a href="http://example.com/" rel="nofollow"> ~ </a>

「掲示板」や「ブログのコメント欄」などのような「第三者が自由にリンクを作れるような場所」には、上記のように「rel="nofollow"」の記述が自動的に加わるようにしておくことをお勧めします。 こうしておけば、スパム投稿(迷惑投稿)の被害を少しは減らせるかも知れません。また、スパム投稿のせいで(検索エンジンからの)自サイトの評価が下がってしまうのを防げます。

【今回の記事の目次】

Page1.「rel="nofollow"」とは?
Page2.スパム投稿を減らせる可能性がある?
Page3.「rel="nofollow"」の使い方

1.「rel="nofollow"」とは?

■ページ間の関係を表現する属性

rel属性は、「このページ」と「リンク先のページ」との関係を示す
▲リンク先ページとの関係を示す。

rel属性は、「このページ」と「リンク先のページ」との関係を示すための属性です。 例えば以下のような属性値があります。

「contents」:目次ページ
「start」:最初のページ
「copyright」:著作権に関するページ
「help」:ヘルプのページ

外部スタイルシートを読み込む際の記述でも、下記のようにこのrel属性が使われています。

<link rel="stylesheet" type="text/css" href="sample.css">

上記のrel属性の値に指定されている「stylesheet」は、「指定したファイル(sample.css)がスタイルシートである」ということを示しています。 このようにrel属性は、「このページ」側から見た「リンク先ページ」の関係を示すために使われます。

このrel属性は、link要素だけでなくa要素でも使えます。例えば下記は、「リンク先のmokuji.html」が「目次ページ」であることを示しています。

<a href="mokuji.html" rel="content">目次</a>

こう記述しても、たいていのブラウザでは特に表示は変化しません。しかし、リンクの意味は付加できます。

■rel属性に値「nofollow」を指定する意味は

rel属性の値として「nofollow」を指定する記述方法は、Googleが提案したもので、現在ではYahoo!でもMSNでも採用されています。
この記述の意味は、

リンク先に評価を渡したくない
(リンク先を信頼しているわけではない)

というものです。
この「nofollow」を使うと、 「リンク先のページが重要だと考えているわけではない」、「リンク先のページを支持しているわけではない」……というような意味のリンクだと解釈されます。

ではなぜ、この記述を加えておくことで「掲示板」や「ブログのコメント欄」へのスパム投稿が減らせたり(※)、検索エンジンからの評価低下を防いだりできるのでしょうか。 詳しくは次のページでご紹介いたします。
※あくまでも「可能性がある」ということです。目に見えて減らせる効果があるわけではありません。詳しくは後述。

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