ドイツ/ドイツ基本情報

ドイツ旅行(基本情報・日本からのアクセス)(5ページ目)

ドイツに行ってみたい!と思った時に役立つ、旅行の準備とスタートに必要な基本情報を集めてみました。

執筆者:尾方 綾子

ドイツ旅行の服装

古い教会やお城では、内部見学だけでもかなりの距離を歩くことになります。 写真はエーベルバッハ修道院内にある中世のワイン工場跡。

教会やお城では、かなりの距離を歩くことも。 写真はエーベルバッハ修道院の中世のワイン工場跡。

観光地に限らず石畳の多いドイツ。高いヒールやピンヒールは、できるだけ避けた方が無難です。

古城や旧市街といった観光名所では、徒歩での移動も多くなりがち。歩きやすい靴をご用意ください。冬場は道路が凍結することもあるので、滑りにくい靴が安全。ドイツの靴屋さんでは、防寒用や足をサポートするタイプの中敷きも揃っています。

寒い季節はもちろん、夏でも朝晩は冷え込むので上着は必需品。夏でもセーターを1枚持参しておくと、気候が急変した時に役立ちます。

また、冬の寒さは厳しいですが、暖房設備が発達したドイツの屋内はかなり暖か。季節に関わらず、重ね着で調整できると快適に過ごせますよ。

春秋は天気が変わりやすいので、折りたたみ傘もあると安心。とは言え、ドイツで長雨になることは少ないので、雨宿りでもやり過ごせることがほとんどです。

ドイツの飲料水

このマークがあるとデポジットを取られます。ドイツ語ではデポジットはプファント(Pfand)と呼ばれます。

このマークがあるとデポジットを取られます。ドイツ語でデポジットはプファント(Pfand)と言います。

水道水も飲めますが、硬水でカルキも多いため、ミネラルウォーターがおすすめ。ミネラルウォーターには、炭酸入り、微炭酸、炭酸なしの3種類があります。

ペットボトルの多くには、1本当たり25セントのデポジットが取られます。空になったペットボトルは、同じ商品を扱っているお店や屋台で引き取ってもらえます。





ドイツのお酒とタバコ

ドイツでは有名ブランド以外に地ビールも充実。

ドイツでは有名ブランド以外に地ビールも充実。

「ドイツ人はビールばかり飲んでいる」というイメージをお持ちの人も多いのではないでしょうか? まさにそのイメージ通り! さらにワインだってたくさん飲みます。夕食時だけでなく、ランチに合わせてビールやワインを一杯飲むのも、ドイツではごく当たり前。

ビールをレストランやカフェで飲む場合、生ビールのサイズは200~500mlが主流で、銘柄も5種類ほどあるのが普通。値段はサイズや種類によって2~4ユーロ程度です。

また、ドイツには禁煙法があり、駅や空港などの公共施設や飲食店は禁煙になっています。喫煙室がない限り、公共施設内では喫煙コーナーで、飲食店では屋外で一服しましょう。罰金は州ごとに異なり、最低5ユーロから最大1000ユーロというところも。 

ドイツではタバコの値段が日本よりも高め。2009年の平均価格は1箱19本入りで4.7ユーロ前後でしたが、年々値上がりしています。

ビールにまつわる詳細はこちら>>>ドイツビール

 

ドイツでのチップの習慣

チップを渡しそびれたら、テーブルの上に小銭を残しておく方法も。

チップを渡しそびれたら、テーブルの上に小銭を残しておくという方法も。

ヨーロッパのご多分にもれず、ドイツにもチップの習慣があります。レストランやカフェではテーブルでの精算時、タクシーでは降車時にチップを渡します。合計金額の5~10%を、端数を多めに切り上げた金額が目安。例えば、レストランで28ユーロのお勘定なら30ユーロ支払って、おつりをチップにする、という塩梅です。

ホテルのポーターやルームサービスほか、公衆トイレでも常勤の人がいる場合には、チップを少々あげることがあります。

チップはサービスに対する心づけです。対応やサービスに不満がある時にまで渡す必要はないので、自分の満足度に合わせてチップの額も調整してみて下さいね。

ドイツの言葉とコミュニケーション

挨拶ひとつで店員さんの笑顔もふえて、ショッピングがもっと楽しくなります。

挨拶ひとつで店員さんの笑顔も増えて、楽しいショッピングに!

公用語はもちろんドイツ語。観光地や大都市では、英語もかなり通じます。

ドイツ語は難しそうなイメージがありますが、実は日本人にとって比較的発音しやすい言語。挨拶程度のドイツ語など、ぜひ積極的に使ってみましょう。

また、ドイツ人が言語よりも重視するのは意思表示。自分の希望や意見はストレートに言うのがコツ。遠慮も不要なら、言葉はたとえ流ちょうでなくても心配無用。お店に入る時には挨拶を心がけると、店員さんの対応もかなり良くなります。

 

ドイツの治安

日本同様、ドイツはおおむね治安の良い国です。それでも観光客は狙われやすいもの。人ごみや観光地ではスリやひったくり、置き引きにご注意ください。また、危害はないものの、小銭を無心する物乞いが近づいてくるケースが最近目立っています。

貴重品は目立たないように分散させる、荷物から目を離さない、(特に複数の)不審者が近づいてきたら警戒する、あやしげな裏通りには近づかないなど、基本的な心構えと対策は、他国同様、ドイツでの旅行にも欠かせません。

ドイツ人ってやっぱり真面目?

ドイツ人は基本的に真面目。交通や公共の場でのマナーなどの決まりは守る国民性で、日本人との相性も良し。 ドイツ人もそう感じているのか、親日家も多いです。ほどよくおおらかで、交通機関や開店時間が遅れようが、お店のサービスが多少イマイチだろうが、「しょうがないねぇ」と鷹揚に構える人が大多数。文句は一応言ってみても、根に持つことはないようです。

初対面では無愛想なこともありますが、実は世話好きなドイツ人。困っている人を見ると、本当は世話を焼きたくてウズウズするしている人も多いはず。そのくせちょっとシャイなので、自分からはなかなか言い出しません。何か困ったことがあれば、思い切って周囲のドイツ人に声をかけてみてください。親切な人、たくさんいますよ。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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