節約/食費の節約

基本の節約食材「鳥ムネ肉」

安くてヘルシーな鳥ムネ肉は節約料理の味方。パサパサさせずに美味しく調理する方法をマスターしましょう。

和田 由貴

執筆者:和田 由貴

節約ガイド

安くてヘルシーな鳥ムネ肉

鳥肉料理と言えば柔らかくてジューシーなモモ肉が使われることが多いですが、価格的に圧倒的に安いのは「鳥ムネ肉」ですよね。同じ種類の鳥肉でも、部位が違うだけで価格が倍以上違うなんてこともよくあります。

鳥ムネ肉は脂肪分が少なく高タンパクで、実がギュッとしまっている分鳥の味もしっかり味わえるお肉。そのうえ価格もお安いとあっては、節約料理の味方といえそうですが、問題なのは火を通すと固くなりやすいことです。

繊維っぽくて脂肪分が少ないので、蒸し鳥にして細かく裂いて使うような場合には最適ですが、そのまま焼いたり揚げたりすると、かなり身が固くなてパサパサしてしまいます。

そんな鳥ムネ肉を、モモ肉を使った時のように柔らかく料理するために、ちょっとした調理のコツを覚えておきましょう。

下ごしらえのコツ

まず、切り方が重要です。
繊維に逆らってそぎ切りに

繊維に逆らってそぎ切りに


一枚肉で買ってきた鳥ムネ肉は、繊維に逆らうように「そぎ切り」をします。皮を下にし、斜めに包丁を入れていきましょう。間違って繊維に沿って切ると仕上がりが筋っぽくなります。

一枚肉のまま調理したい場合は、フォークで皮の方からブツブツと穴をあけたり、肉たたきなどで叩きましょう。包丁で浅く切り込みを入れておくのも良いです。一枚のままの場合、厚い部分に火が通りにくいので、厚みを均一にするように包丁で開きます。

唐揚げなどに使うようなブロック状の場合、同じようにフォークで穴をあけ、下ごしらえにすりおろしたリンゴなどの果汁に付けておくと、果物の酵素が繊維を分解して柔らかくなります。

調理方法は、そのまま焼いたりするよりも、衣が付くものがおすすめです。
また、脂肪分が少ないので、チーズやマヨネーズといったこってり系のものと合わせて使うと非常に相性が良いです。

そのままソテーしたい場合や炒め物などに使う時には、下味をつけた後に必ず小麦粉か片栗粉を振って使いましょう。

鳥ムネ肉のピカタ

「鳥ムネ肉のピカタ」は簡単にできてボリュームのあるお勧めの鳥ムネ肉料理です。
そぎ切りにしているため柔らかくて食べやすく、卵の衣でしっとりするためパサパサ感が無くなります。
鳥ムネ肉のピカタ

 

【材料】(4人分)
鳥ムネ肉・・・2枚
卵・・・2個
塩こしょう・・・少々
砂糖・・・小さじ2
小麦粉・・・適量
パセリ・・・適量
バター・サラダ油・・・各大さじ1

【作り方】
1、鳥ムネ肉はそぎ切りにし、塩こしょうをふってから軽く小麦粉をまぶします。
2、ボウルに卵とパセリのみじん切り、砂糖、塩こしょうを加えて溶きほぐし、1を入れて満遍なく卵液が行き渡るように混ぜます。
3、フライパンを火にかけ、バターとサラダ油を熱して2を焼きます。表に焼き色が付いたら裏返してボウルに残った卵液を加え、火を弱めて蓋をして中まで火が通るまで焼きます。

ケチャップやソースなど、お好みの味でどうぞ。
卵液の中に粉チーズやカレー粉を加えても美味しいですよ。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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