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蔵王の樹氷、冬限定の魅惑の絶景【山形】

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冬限定の魅惑の絶景! 蔵王の樹氷へ

今回の行き先は【山形】 冬限定の魅惑の絶景!蔵王の樹氷

今回の行き先は【山形】
冬限定の魅惑の絶景! 蔵王の樹氷へ

雪と氷が創り出す風景は冬しか味わえない特別なモノ。日本国内を見渡すと、各地に特別な冬の風景がたくさん揃っています。ここでは美しい冬の風景の中から山形県の蔵王(ざおう)をご紹介します。

濃い硫黄の温泉と広大なゲレンデが広がるスキー場としてよく知られていますが、冬の蔵王には多くの人を魅了する美しい樹氷が山全体に現れます。

スキー・スノーボードをする方はもちろんのこと、スキー・スノーボードをされない方でもその迫力を間近で目にすることができるんですよ。

 

蔵王への冬の贈り物、アイスモンスター

地蔵山頂駅から樹氷とロープウェイを望む。晴れた日は山形盆地、朝日連峰まで望める素晴らしい絶景です(2009年2月撮影) 

地蔵山頂駅から樹氷とロープウェイを望む。晴れた日は山形盆地、朝日連峰まで望める素晴らしい絶景です(2009年2月撮影)

蔵王連峰(Yahoo! 地図情報)は、奥羽山脈の一部で山形県と宮城県の境にある山々のことを指します。

火山の恵みにより、蔵王温泉など良質の温泉が多数湧き出ており、四季を通して温泉と自然を楽しむ人々がたくさん訪れる名所です。また冬は良質の雪が多く積もることから、スキー・スノーボードを楽しむ人たちで賑わいます。

 

地蔵山頂駅付近の樹氷をアップで。まさにアイスモンスターの名がふさわしい(2009年2月撮影)

地蔵山頂駅付近の樹氷をアップで。まさにアイスモンスターの名がふさわしい(2009年2月撮影)

そんな蔵王連峰の山形県側で冬に見られるのが樹氷です。

遠くシベリアからの季節風が日本海を越えて朝日連峰で雪を降らせた後、さらに蔵王連峰でもう一度雪を降らせます。この時、蔵王の山々に生えているアオモリトドマツの木に雪雲の中の水滴が張り付いていく形で樹氷が誕生します。

例年12月頃から樹氷が成長し始め、2月が成長のピークに。大きく成長した樹氷の姿は、まさにモンスターのように見えることから「アイスモンスター」と呼ばれます。アイスモンスターが山の斜面を覆い尽くす風景は、冬の蔵王ならではの光景ですね。

 

ロープウェイに乗って、樹氷を見に行こう!

樹氷を見るためには、ロープウェイを2本乗り継いで蔵王温泉スキー場の上まで登ります。スキー・スノーボードを楽しむ方はもちろんのこと、スキー・スノーボードをされない方でも樹氷観光という形でロープウェイの往復チケットを買って上まで行くことができますよ。


 
樹氷観光へのアクセスとなる蔵王ロープウェイ 

樹氷観光へのアクセスとなる蔵王ロープウェイ

ロープウェイの乗り場は蔵王温泉の温泉街の中にある蔵王山麓駅(標高855メートル)。

ここを出発し、蔵王ロープウェイ山麓線で樹氷高原駅(標高1331メートル)、蔵王ロープウェイ山頂線に乗り換えて地蔵山頂駅(標高1661メートル)までの標高差806メートルの空中散歩を楽しみましょう。

 

地蔵山頂駅周辺の樹氷の風景(2009年2月撮影) 

地蔵山頂駅周辺の樹氷の風景(2009年2月撮影)

空中散歩を終えて地蔵山頂駅に降りると、そこには樹氷が連なる美しい世界が待ち構えています。

地蔵山頂駅の屋上にある展望台からは、晴れていれば樹氷を見下ろす風景と共に、山形盆地、朝日連峰を遠望する素晴らしい風景を同時に眺められますよ。

 

雪に埋もれた蔵王地蔵尊(2009年2月撮影) 

雪に埋もれた蔵王地蔵尊(2009年2月撮影)

また地蔵山頂駅の周辺は散策することが可能。駅から歩いてすぐの所に蔵王地蔵尊があります。

大きなお地蔵さまが深い雪に埋もれてしまっていることが多いのですが、それだけ雪が積もる場所だということがよく分かる場所でもあります。

 

訪れた人を魅了する樹氷のライトアップ

地蔵山頂駅付近の樹氷のライトアップ。まさに魅惑の風景です!(2009年2月撮影) 

地蔵山頂駅付近の樹氷のライトアップ。まさに魅惑の風景です!(2009年2月撮影)

日中訪れた人に美しい風景を見せてくれる蔵王の樹氷ですが、夜も楽しむことができる……というのをご存じでしょうか。夜は樹氷がライトアップされるのです。

樹氷のライトアップは1989年から毎年行われていて、漆黒の闇の中に樹氷が浮かび上がる夜景を楽しめます。

日にちと時間は限定されていて(2009-2010シーズンは、年末年始と1月の土日及び、2月1日〜3月6日まで)、蔵王温泉のWebサイトで実施日が確認できます。

樹氷のライトアップも、日中と同じく蔵王ロープウェイの山麓線と山頂線を乗り継いでのアクセスとなります。

なお蔵王温泉スキー場の一部のゲレンデではナイタースキーも可能なのですが、蔵王ロープウェイは樹氷ライトアップ観光の専用ルートとなり、スキー・スノーボードの方は乗れませんので注意して下さい。

 

樹氷高原駅近くで見られるカラフルな樹氷のライトアップ(2009年2月撮影) 

樹氷高原駅近くで見られるカラフルな樹氷のライトアップ(2009年2月撮影)

ロープウェイ山麓線を降りた樹氷高原駅付近からライトアップが始まります。

駅周辺の樹氷が着いた木々がカラフルな色に彩られているのを見ると、どんな風景が待ち構えているのか期待が高まりますね。

樹氷高原駅からロープウェイ山頂線に乗り込むと、まわりは闇に包まれ、どこか別世界へ連れて行かれるような感覚を受けます。

そして遠くに見えていた地蔵山頂駅周辺のライトアップが静寂の中でどんどん近づいてきます。

 

地蔵山頂駅にあるレストランの中からでも美しい樹氷が楽しめます(2009年2月撮影) 

地蔵山頂駅にあるレストランの中からでも美しい樹氷が楽しめます(2009年2月撮影)

地蔵山頂駅に到着後、駅周辺で樹氷のライトアップを間近で見ることが可能です。

地蔵山頂駅に併設されているレストランの中からは、外の樹氷のライトアップの様子を窓越しに眺められます。暖房の良く効いた室内から外の絶景が見られるのは嬉しいですね。

 

地蔵山頂駅の展望台からの幻想的な樹氷のライトアップの眺め(2009年2月撮影) 

地蔵山頂駅の展望台からの幻想的な樹氷のライトアップの眺め(2009年2月撮影)

荒天でなければ、地蔵山頂駅の屋上に出て樹氷のライトアップを見渡すのも良いでしょう。

ガイドが訪れた時はお天気が悪くて遠くは見えなかったのですが、視界に恵まれると温泉街の明かりだけでなく、山形盆地の明かりまで見通せるとのことです。

 

樹氷観光の際は、防寒に対する備えをしっかりと!

 ガイドが樹氷ライトアップで訪れた時の地蔵山頂駅の気温はマイナス13.2度。防寒に対する備えは必須ですよ! 

ガイドが樹氷ライトアップで訪れた時の地蔵山頂駅の気温はマイナス13.2度。防寒に対する備えは必須ですよ!

日中も夜のライトアップも素敵な風景を堪能することができる蔵王の樹氷ですが、雪と氷の世界に足を踏み入れますので、訪れる際は防寒に対する備えが必須です。

特に地蔵山頂駅付近は標高が高いこともあって、日中でも氷点下になることは当たり前で、ライトアップの際はマイナス10度以下になることも珍しくありません。

また山の上だけに強風が吹き続けることも多く、風を受けての体感温度低下で"痛い"と感じるほどの寒さですので、必ずスキーウェア+手袋+帽子、耳当て+フェイスガードなどの完全防備で訪れるようにして下さい。

これはガイドの体験談でもありますが、デジタルカメラや携帯電話のカメラなどは電池の消耗が激しい上に、山を下りた後で暖かい部屋に戻ると、しばらくの間は機器の内部で結露を起こす可能性が高いという点にも注意が必要ですね。

 

標高1500メートルを超える山だけに天気が荒れることも多い蔵王。吹雪くとほとんどまわりが見えなくなりますので要注意!

標高1500メートルを超える山だけに天気が荒れることも多い蔵王。吹雪くとほとんどまわりが見えなくなりますので要注意!

なお気象状況によっては、ロープウェイの運休などで樹氷観光ができないこともありますし、暖かい日が続いた場合は成長した樹氷が解けてしまうこともあり得ます。

自然現象ですのでやむを得ないのですが、出かける前に蔵王温泉のWebサイトなどで状況を確認しておくことをお薦めします。

 

美しい風景が広がる蔵王の樹氷をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。湯量豊富で効能豊かな蔵王温泉にのんびり浸かって、絶景を楽しめる蔵王の樹氷にこの冬ぜひ出かけてみてください。

蔵王へのアプローチ

東京と山形を結ぶ山形新幹線「つばさ」 

東京と山形を結ぶ山形新幹線「つばさ」

地図:Yahoo! 地図情報
アクセス:
■鉄道
山形新幹線「つばさ」で山形駅下車。山交バス 蔵王温泉行きで終点下車。

■高速バス
東京駅・浜松町駅から山形を結ぶ夜行高速バス「レインボー」号(東北急行バス)、または山形経由で新庄へ向かう夜行高速バス「TOKYOサンライズ」号(山交バスと東北急行バスの共同運行)で、山形(山交ビル・バスターミナル)下車。
山交ビル・バスターミナルからは、蔵王温泉行きのバスを利用します。

■車
東北自動車道 村田ジャンクションから山形自動車道 山形蔵王インターチェンジへ。県道から西蔵王高原ライン(有料道路)を通り、蔵王温泉へ。

【関連サイト】

「冬の名所」に、「名所・旧跡」ガイドで冬に行きたい名所・旧跡を紹介した記事の一覧をまとめてあります。
「東北の名所」に、「名所・旧跡」ガイドで東北地方の名所・旧跡を紹介した記事の一覧をまとめてあります。

最終更新者:村田 博之 (更新日:2010年01月26日)

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