梅雨時期のリスク
近年、この
梅雨時に被害リスクが高まる都市部においては、早急な排水設備の整備が求められている。
シーズンになると問題になってきているのが、都市型洪水と呼ばれる現象です。これは10年ほど前にはほとんど見られなかった災害ですが、地球温暖化の影響や、都市部の亜熱帯化、人口の集中、排水設備の遅れなど、さまざまな要因が重なって発生していると言われています。海水温の上昇によって、地球規模で低気圧や台風の規模やエネルギーは巨大化しつつあり、梅雨の時期に重なると甚大な被害が発生することになります。
さらに、2008年、幾度となく発生した「ゲリラ豪雨」は短時間に局地的に集中豪雨が発生する現象ですが、関東・関西でそれぞれ犠牲者が発生する事態となり、今年もその危険は解消されているわけではありません。
大事なのは自分の住んでいる場所、生活する場所にどんなリスクがあるかを意識するべきなのです。近年、都市型洪水のリスクの高い地区の自治体では水害のハザードマップなどを公開しています。水害リスクの高いエリアとは
- 埋め立て地区などにある「0m地域」など増水時に雨が流れ込む低地域
- 河川の流域(堤防の決壊などで急激に増水する)
- 都市部の立体交差・トンネルなどで雨が流れ込む場所
- 急傾斜地域およびその周辺(土砂災害のリスクも高い)
これらの地域では当然排水設備が整っていると考えられますが、近年の単位時間の雨量の増加は数百ミリレベルになっており、これまで都市部の排水設計のレベルを超えています。
そのため都市部ではさらなる排水設備の整備が必要なのですが、実際にはこの急激な変化に追いついていないのが現状です。まずは自宅周辺地域の避難所や避難経路を確認しておくこと、ハイリスクのエリアにおいては、特に梅雨時には天候の情報に敏感になっておくことが大切です。
【参考】
国土交通省防災情報提供センター