災害の種類と対策

更新日:2009年05月28日

増える水害・洪水対策について考える

2008年、都市型洪水が大きな社会問題になりました。自然災害においてあまり縁のなかった都市部においても、気候変動による自然災害が発生するようになったのです。東京は大きな二つの一級河川に囲まれていて、それぞれの流域にリスクが発生します。まずは自分の住んでいる地域に存在する災害リスクを再確認しておきましょう。

梅雨時期のリスク

近年、この
梅雨時に被害リスクが高まる都市部においては、早急な排水設備の整備が求められている。

梅雨時に被害リスクが高まる都市部においては、早急な排水設備の整備が求められている。

シーズンになると問題になってきているのが、都市型洪水と呼ばれる現象です。これは10年ほど前にはほとんど見られなかった災害ですが、地球温暖化の影響や、都市部の亜熱帯化、人口の集中、排水設備の遅れなど、さまざまな要因が重なって発生していると言われています。海水温の上昇によって、地球規模で低気圧や台風の規模やエネルギーは巨大化しつつあり、梅雨の時期に重なると甚大な被害が発生することになります。

さらに、2008年、幾度となく発生した「ゲリラ豪雨」は短時間に局地的に集中豪雨が発生する現象ですが、関東・関西でそれぞれ犠牲者が発生する事態となり、今年もその危険は解消されているわけではありません。

大事なのは自分の住んでいる場所、生活する場所にどんなリスクがあるかを意識するべきなのです。近年、都市型洪水のリスクの高い地区の自治体では水害のハザードマップなどを公開しています。水害リスクの高いエリアとは

  1. 埋め立て地区などにある「0m地域」など増水時に雨が流れ込む低地域
  2. 河川の流域(堤防の決壊などで急激に増水する)
  3. 都市部の立体交差・トンネルなどで雨が流れ込む場所
  4. 急傾斜地域およびその周辺(土砂災害のリスクも高い)

これらの地域では当然排水設備が整っていると考えられますが、近年の単位時間の雨量の増加は数百ミリレベルになっており、これまで都市部の排水設計のレベルを超えています。

そのため都市部ではさらなる排水設備の整備が必要なのですが、実際にはこの急激な変化に追いついていないのが現状です。まずは自宅周辺地域の避難所や避難経路を確認しておくこと、ハイリスクのエリアにおいては、特に梅雨時には天候の情報に敏感になっておくことが大切です。

【参考】
国土交通省防災情報提供センター

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この記事の担当ガイド

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和田 隆昌

災害危機管理アドバイザー。不慮の疫病で生死をさまよった経験から「防災士」資格を取り、災害や危機管理問…

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