英領北アイルランド自治政府のロビンソン首相は、妻で自治政府議会議員でもある奥さんの不倫スキャンダルにより、しばらくの間、首相の職務から離れる意向を明らかにした。
首相の奥さんのアイリス・ロビンソンさん(60)は39歳年下の男性と不倫関係になり、そのスキャンダルがもとで首相は休職をすることになった。そもそも不倫が発覚したのは、アイリスさんが、不倫関係にあった男性に融資をしたことが明らかになったからだ。議員でもあるアイリスさんは収支報告をする義務があったのだが、それを怠ったことが問題になっている。さらに夫である首相もそれを知りながらも報告しなかったことも問題視されているというわけだ。
ちなみに不倫相手の男性はアイリスさんの友人の子供だそうで、友人が亡くなったあと面倒を見ていて、深い関係になったらしい。そして男性が、カフェを経営するというので、5万ポンド(日本円にして約470万円)を調達して貸したそうだ。
この例はごく特殊なのかもしれないが、一般人の我々にだって不倫のリスクはある。オールアバウト「離婚」ガイドの岡野あつこさんにそのあたりの事情を聞いてみた。
「不倫というのは、スピード違反に似ているんですよ。それなりにスリルがあるわけですが、警察に見つかれば罰金を払わなくてはいけないし、時には免許停止にもなってしまうわけですね」
なるほど、そう言われるとわかりやすい。誰にだってスピード違反をする可能性はあるだろう。ついつい出し過ぎてしまったが、バレない場合もある。しかし、調子に乗っていると、痛い目に遭ってしまう。岡野さんはこう続ける。
「実際、多くの人が不倫をしていますよ。公務員もいれば、医者、弁護士、経営者から、もちろん一般のビジネスマンでもそうですね」
ずいぶん前だが、禁煙グッズのテレビコマーシャルで、これで煙草をやめたという男性の次に出てきた男性が、情けない顔で「私はこれ(小指を立てて)で会社を辞めました」というのがあったことを思い出した。岡野さんによれば、表沙汰にならなくても不倫で職を失うという例は決して少なくないそうだ。
「ただ、これだけは言っておきたいんですけど、こういう時代ですしね、出会って、恋をしてしまうことはあるんですよ。仕方がないことかもしれません。でも、その時は、それ相当の覚悟が必要ということなんです」
なるほど、一般人の我々だって、不倫すれば金銭的な損失、社会的な制裁はある。それを覚悟するなら不倫もアリということか。なんだか深い。