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できちゃった結婚をちょっとまじめに考えてみる 結婚が先か、妊娠が先か

いまではすっかり世の中に定着した「できちゃった結婚」。この言い方は品がないと、最近は「おめでた婚」といわれるようです。できちゃった結婚について考えてみました。

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増え続けるできちゃった結婚

結婚が先か、妊娠が先か
現在は、4人に1人ができちゃった結婚の時代
できちゃった結婚という言葉が生まれ、定着したのはいつごろのことだったのでしょうか。言葉が生まれた時期はちょっと特定できないのですが、世間に認知されたのはおそらく1997年の安室奈美恵さんの結婚の時。当時人気絶頂で、ギャルのカリスマだったアムロちゃんが結婚!というだけでもビッグニュースだったのに、妊娠3カ月というおまけもついて衝撃度はまさに超弩級。結婚会見の時の彼女が本当に幸せそうで、以来、できちゃった結婚に対する意識も「眉をひそめるもの」から「とりあえず祝福しとこう」的なものに変化していったような気がします。

できちゃった結婚はここ20年ほどでじりじりと増えています。できちゃった結婚(結婚期間よりも妊娠期間のほうが長い)で産まれた子供が第一子に占める割合を見てみると、1980年は12.6%だったのが2002年には27.9%に、2009年は25.3%と少し下がりましたが、ここ10年は25%以上という高い水準を維持しています。

この傾向は20代前半までで顕著にみられ、2009年には15~19歳では81.5%、20~24歳では63.6%の人が第一子をできちゃった結婚で生んでいるのです。(厚生労働省 平成22年度「出生に関する統計』の概況より)

避妊なしのセックスができ婚を招く

20代前半にできちゃった結婚が多いのはなぜか。それには3つの理由があると考えます。まずひとつは、結婚前でもセックスをすることに抵抗がなくなってきていること。2つ目は、避妊の知識が乏しく、きちんと避妊をしている人が少ないこと。そして、3つ目には、子供ができたら結婚をしたほうがいいという意識があること。

つまり、20代前半までのできちゃった結婚は、避妊をせずにセックスをして、その結果妊娠したので結婚に至った、という感じが多いということができると思います。せっかく授かった命だから中絶はせずに産みたい、という気持ちは立派です。ですが、健康な男女が避妊をせずにセックスをすれば子供ができる確率はきわめて高いはず。なにも考えずにセックスをして、妊娠しちゃったから結婚するというのでは、考え方がちょっと幼いと言わざるを得ないでしょう。

できちゃった結婚というと、昔は「嫁入り前の娘がふしだらな!」といったような意識で受け止められることが圧倒的に多かったのですが、現在はそのようにとらえる人は少ないよう。現在の考え方としては、「避妊しないでセックスして、できたら結婚すればいいやなんていう態度は無責任!」というものが多いようです。

また、ここまででき婚が増えてきたのは、芸能人の影響も見逃せません。芸能人の結婚というと、レポーターは「おめでとうございます」の言葉もそこそこに、「妊娠はされていらっしゃるのですか?」という質問をするほど、最近はできちゃった結婚が定着しています。むしろできちゃった結婚ではないほうが珍しいくらいで、できちゃった結婚ではないカップルのほうが話題になるようです。

ただ、芸能人にできちゃった結婚が多いのは、人気商売ゆえ、妊娠という既成事実を先に作っておかないと結婚にまでなかなかたどりつけない、といったような事情もあるような……。芸能人のできちゃった結婚は特殊なケースと考えたほうがよさそうで、芸能人を真似してできちゃった結婚というのは、浅薄のそしりを免れないかもしれません。

妊娠したら結婚して産めばいいと安易に考える前に、その相手と本当に一生をともにしたいのか、その人の子供が本当に欲しいのかを、一度じっくり考える必要があるのではないかと思います。

次ページでは20代後半以降のできちゃった結婚について

更新日:2013年08月28日

(公開日:2005年08月31日)

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