なんだかんだいってもホテルは強し!結婚式を行う会場については
41.3%がホテル、32.3%が一般の結婚式場と答えており、全体の7割がいわゆるホテル・結婚式場とカテゴライズされるところでやっています。このところホテル・結婚式場離れが指摘されている結婚式業界ですが、アンケートだけで見るとこの数字ってここ数年あまり変わっていないんですよね。

とはいっても、ホテルや式場の昔ながらの結婚式スタイルが相変わらず支持されている、というわけではありません。この数字には、ホテル・式場業界の涙ぐましい努力が隠されている、と私は感じています。
つい最近、ホテルや式場の結婚式に招かれたという30代後半以上の人ならたぶんお気づきでしょうが、ホテル・式場の結婚式はここ数年でずいぶん様変わりしました。以前は宴会場もバカでかいシャンデリアで飾りつけられただけで、なんとなく殺風景な雰囲気でしたが、現在は有名デザイナーなどにインテリアを考えてもらい、ソファやバーカウンターなどを配したおしゃれな空間に仕上げてあったりします。
また、装花も有名フラワーアーチストを監修者にするなどして、センスあふれるものに。バラ+カーネーション+かすみ草なんていうセンスのかけらも感じられないような装花は、まず見られなくなったといってもいいでしょう。
とくに、結婚式場はゲストハウス化しているところが多く見られます。北関東エリアでは一般の結婚式場を利用している人の割合が56.6%と群を抜いて高いのですが、北関東エリアの結婚式場ってホント、ゲストハウスみたいなところが多いんですよね。それがたぶんウケていて、このような結果につながったのではないかと……。まあもちろん、北関東ではホテルや、結婚式に対応しているレストランの数が比較的少ないという事情もあると思うのですけれど。
レストランの人気が高いのはやはり首都圏で12.8%。ホテル・式場・会館内のレストランやハウスウェディング(ゲストハウス)、パーティスペースで挙げた人も入れると25.8%となり、けっこうな数に上ります。首都圏は結婚式に対応しているレストランの数が多いし、結婚式=親戚呼ばなきゃいけない、仕事関係者呼ばなきゃいけない、な~んていうしがらみからも解放されている、あるいは解放されたいと考える人たちが他のエリアに比べると多いような気がするので(あくまでも私見)、肩の凝らないレストランやゲストハウスで行うカップルが多いのではないかと推察します。
で、今後の動向なのですが、ホテルや結婚式場とレストランやゲストハウスはますます接近していくのではないか、というのが私の読みです。接近するというのは、つまりそれぞれがお互いの良いところを取り入れていくということ。ホテルや式場は画一的な演出や装飾をやめ、顧客一人ひとりが満足いくウェディングを作り上げていく方向に、一方、レストランやゲストハウスはサービスや施設面(トイレや駐車場など)において、ホテルや式場に負けないものを揃えていくことに注力していくのではないでしょうか?
今後は30代の大人カップルの結婚がますます増えていくと思われますので、本物ラグジュアリー志向がさらに強くなっていくことでしょう。現在でも30代カップルに人気があるのは、パークハイアット東京を筆頭とする外資系ゴージャスホテルです。首都圏ではここ数年で世界的な高級外資系ホテルのオープンが相次ぎますから、レストランやゲストハウスもうかうかしてはいられないといったところでしょう。