文章:橋 道裕(All About「電子辞書・辞書・事典」旧ガイド)
チョコの原料

チョコレートの原料のカカオの木は、学名をテオブロマ・カカオといいます。「
テオブロマ」とは、ギリシャ語で「
神さまの食べもの」という意味です。昔は貴重な食べものだったのです。またカカオはお金として使われていたこともあります。
(
カカオの木っておもしろいのですが、枝に実が成るのは普通ですけど、幹にも実がなってるんです。ちょっと見慣れないので、誰かのいたずらかと思ってしまいます。)
ヨーロッパでの歴史
ヨーロッパでカカオから
チョコレートが作られたのが、16世紀。ナッツやバニラや砂糖を加えて、甘いチョコレートを作りました。それはスペイン貴族や
僧侶などの
特権階級の「飲み物」だったのです。
19世紀になってカカオから
ココアバターの一部を取り除く技術が発明され、そして
成型する方法も発明され、「飲むチョコレート」から現在の「
食べるチョコレート」の原形ができました。しかし食べるチョコレートはまだまだ苦かったのですが、1876年に
ミルクチョコレートが発明され、ずいぶんと美味しいものに変わっていきました。
でもまだ食感は悪くザラザラしたものでした。19世紀の末に、粒子を細かくする
コンチェという機械が発明され、良質のチョコレートが作れるようになり、その後
レファイナーという機械が発明され、
現在の滑らかな舌触りの物になってきたのです。
日本での歴史
日本には、
江戸時代に長崎に輸入されたのが最初と言われています。明治10年にはわが国で初めて「貯古齢糖」が加工・販売されました。当時は、「
猪口齢糖」「
貯古齢糖」「
知古辣他」などと呼ばれていたようです。やはりその頃チョコレートは
極めて高価で、一部特権階級や外国人相手のものだったようです。
1899年(明治32年)
森永商店がクリームチョコレートの製造し工業化が始まりました。1926年(大正15年)には、
明治製菓がチョコレートの一貫生産を始め量産体制を確立しました。明治ミルクチョコレートの製法は今にも受け継がれています。
おすすめサイト
■チョコレート・ココア大辞典日本チョコレート・ココア協会のサイトです。チョコレートに関して非常に分かりやすく詳しい解説があります。
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