今時のモテない男子の心理と恋愛模様をリアルに描いて大ヒット。ドラマ化もされて、絶賛放映中の『モテキ』。恋愛も結婚も受難と言われる時代と社会、そこに生きる男女の姿をリアルに描きだしている。
作者である漫画家の久保ミツロウさん(実は、恋に人生にもやもや悩める30代女性!)に、作品が生まれるまでのエピソードや、そこに込めた想いなどをうかがいながら、恋に結婚に悩む不器用な男女が、今、どうすれば、良い恋愛ができるのかについて、語りあいました。
就活で言えばニートが面接を受けるまでが『モテキ』
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| 主人公の男、藤本幸世は、“29歳。29年間、彼女ナシ”。派遣社員でメガネ&ほぼ童貞!! 貯金も彼女も安定した仕事もないまま、20代を終えようとした頃に、なんと、知人女性から、次々にお誘いが——。誰もが人生に3度はあるといわれる“モテ期”が訪れて、恋愛ひきこもりだった幸世の人生は、少しづつ変化していく。 |
芳麗: 作品、とっても面白かったです。モテない男女、恋愛下手な男女の心理や行動がいちいちリアルで身につまされました(笑)。そもそも、『モテキ』を書こうと思ったキッカケは何でしょう?
久保:私自身が恋愛にウハウハと生きてきた人生ではないので、漫画家になった当初は、恋愛ものを描けなかったんです。最初は大人向けの女性誌にいたんですけど、上京したばかりなのに、大人の恋愛なんて分からないし。
その後、少年誌を経て、青年誌に来た頃には、自分の中に描きたい恋愛が溜まってきて……。それが、『モテキ』です。世の中にはモテない私が共感できる恋愛マンガが少なすぎる! 恋愛マンガって「そんなに簡単に上手く行くか?」っていう勝ち組の話が多いじゃないですか。もう、自分で書いてやろうと(笑)
芳麗:『モテキ』って、恋愛以前と言うか、お付き合いが始まる以前の話ですもんね。
久保:ええ。恋愛を就職に置き換えたら、引きこもりのニートだった人が、自ら会社の面接を受けにいって「雇ってください」と言えるようになるまでの話が『モテキ』です。
芳麗:分かりやすいたとえです(笑)