「セックスで綺麗になる」の真実と嘘■前編(5ページ目)

恋をするからいいセックスができない？

江川さんの語るセックス論は、この著書で。さらにディープなところまでいっています。

本当に素晴らしいセックスとは、「男女として、人として、動物として、相手のすべてを受け入れ、相手にすべてをゆだね、心身を開放できるセックスのこと」。そして、そこで得られる快楽は底がない。そして、予想外もしなかったものをたくさん得られるのだという。だけど、そんなセックスができる人はほとんどいない。

「目の前の快楽を追求することはできても、セックスに対して能動的に努力する人が少ないですよね。それから、最大の理由は、男も女も人に心を開けない人が多いこと。逆に、相手に心を開かれてもやっかいに感じて、受けいれられるキャパがない。セックスって、どれだけ相手を受けいれられるかっていうことじゃないですか？」

たしかに、相手に身も心も深いところまで許せないセックスの快楽なんてタカが知れている。恋愛だって、そう。トキめくことはとても楽しいし、気持ちがいいけれど、深い安心感がなければ、その先まで気持ちも関係も育たない。そう言うと、江川さんは、

「恋するから、いいセックスができないんですよ！」と。

それってどういうこと？　それは、後編でお伝えします！