便秘は腸の老化を示すサイン
 |
| 腸に便がこびりつき有害物質が発生し肌荒れのもとに。 |
便秘の原因として最も多いのが腸の「ぜんどう運動」の衰えです。「ぜんどう運動」は、腸が縮まったり広がったりすることで中の食物を押し流していく働きを持ちますが、年齢とともに運動能力が落ちてしまい、食べたものが腸に溜まりやすくなります。
これが水道管の水垢のように溜まって、腸の壁にこびりついてしまうと、せっかく食べた食物の栄養を吸収することができなくなり、さらに長い時間食べ物が腸に停滞することで、アンモニアなどの有害物質が発生して、それが肌荒れや、腸の炎症を引き起こしてポリープなどを作ってしまうのです。
腸の若さを保って美肌をキープする方法
 |
| 善玉菌、食物繊維、水分、運動が便秘解消のポイント。 |
「肌は内臓の鏡」と言いますが、実際に「便秘の人はニキビや吹き出物に悩んでいることが多い」という消化器科や便秘外来のドクターの声をよく聞きます。
美肌のためにはスキンケアや食事、運動とともに、食べたものを吸収して、いらないものをスッキリと体の外に出してくれる腸をきちんと働かせることが重要です。
腸をきちんと働かせて便秘を解消するポイントは以下のとおりです。
- ビフィズス菌などの善玉菌を増やす。
- 食物繊維を1日20~25グラム摂る。
- 水分をたっぷりと摂る。
- 朝食は絶対に抜かない。
- 朝食後に排便する習慣をつける。
- 便意を我慢しない。
- 運動する習慣をつけて腹筋などを鍛える。
- 下剤を常用しない。
 |
| まず腸の善玉菌を増やしてそのエサの食物繊維を摂り、過度なダイエットは避けましょう。 |
ビフィズス菌などの善玉菌は、腸に侵入した病原菌や悪玉菌などを減らし、腸のぜんどう運動も活発にしてくれます。よく便秘解消の手段として「腸内洗浄」が紹介されていますが、これは善玉菌までが腸の中から洗い流されてしまうので注意しましょう。
大事な善玉菌のエサになり、便の量を増やしてくれるのが食物繊維です。もともと私たち日本人が食べていた日本食には食物繊維が豊富でしたが、欧米食の普及で、肉食中心になった今、私たちの体は食物繊維が不足状態になってしまいました。
順序としては、まず腸内の善玉菌を増やしてから、食物繊維を摂りましょう。ダイエットなどで食事の量を減らすと、便を作る材料も減り、便秘になりがちです。カロリーは落としても、便の材料となる低カロリーで食物繊維が豊富な食材を組み合わせて、上手にダイエットをするように心がけましょう。
次のページでは便秘解消の簡単な運動を紹介します。