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世界のチョコレート

チョコレートの基礎知識から各国のバレンタイン事情、さらには注目の最旬ブランドまで、チョコレートがもっと美味しくなる情報を集めました。

古屋 江美子

執筆者:古屋 江美子

旅行ガイド

みんな大好き! 世界のチョコレート

最近は日本でも世界各地のチョコレートが手に入るようになり、選ぶ楽しみもぐっと広がりました。そこで今回はチョコレートの基礎知識から各国のバレンタイン事情、さらには注目の最旬ブランドまでを一挙にご紹介。チョコレートがもっと美味しくなる情報をたっぷりお届けします。

いまさら聞けない!? チョコレートの基本用語 

幸せな時間を運んでくれるチョコレート。旅のお土産としても人気が高い

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トリュフ。世界三大珍味のトリュフ(キノコ)に似ているのが名前の由来

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チョコレートとは、カカオ豆を発酵・焙煎し、すり潰したペーストに砂糖や練乳を加えて練り固めたもの。原料となるカカオは中南米原産で、現地では数千年ものあいだ、スパイスなどを加えて薬がわりに飲まれていました。

16世紀になってスペインに伝わると砂糖を加えて甘くする飲み方も生まれ、19世紀には現在のように食べるスタイルも定着。明治時代には日本にも輸入されるようになりました。そしてチョコレートが百花繚乱の時代を迎えた現代。これだけは知っておきたいチョコレートの基本用語を以下にまとめてみます。

 
■ショコラ(chocolat)
フランス語でチョコレートのこと。イタリア語ならチョコラート(cioccolato)、ドイツ語ではショコラーデ(schokolade)。スペイン語のチョコラーテ(chocolate)は一般的に飲み物のココアを指し、食べる菓子はチョコラティン(chocolatín)。ちなみにショコラティエはチョコレート職人、ショコラトリーはチョコレート専門店のこと。

■ボンボンショコラ
ひと口サイズのチョコレートの総称。チョコレートクリーム(ガナッシュ ※後述)を丸めてチョコレートでコーティングし、ココアパウダーなどをまぶした「トリュフ」が有名。仕上げにコーティングを施さない「生チョコ」は、小林正和氏が考案した日本生まれのチョコ。また、いわゆる板チョコレートは「タブレット」と呼ばれる。

■ガナッシュ

チョコレートを生クリームなどと混ぜたもの。用途に応じて比率を変えるほか、洋酒やフルーツピューレを入れることもある。おもにボンボンショコラの中身に使われる。

■プラリネ

アーモンドやヘーゼルナッツに、熱してキャラメル状にした砂糖を加えたもの。ボンボンショコラの中身としても使われるほか、ベルギーやスイスなどではひと口サイズのチョコレート(=ボンボンショコラ)を指すこともある。

■クーベルチュール

カカオバターを多く含む加工用のチョコレート、すなわち製品を作るうえで原料となるチョコレートのこと。これまで大規模な会社は別として、専門のメーカーから調達するのが一般的だったが、最近では独自のチョコレートを作ろうと試みるショコラティエも増えている。   
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