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冷蔵庫の物を勝手に食べちゃう義妹家族

日本では、結婚している兄弟姉妹のお宅に遊びに行った時、キッチンに入ったり冷蔵庫を開ける時には一言断ったりするものですが……。パートナーの家族との付き合いで起こるビックリエピソード第1弾です。

執筆者:シャウウェッカー 光代

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家族の家ではどうしてる?


みなさんは、結婚している兄弟姉妹のお宅に遊びに行った時、無断でどんどんキッチンに入っていけますか?

最近は「ダイニング・キッチン」が多いですし、さらにリビングまでオープンになったワンルーム・タイプも増えているので、キッチンに入ること自体には、それほど抵抗はないかもしれませんね。

では、そのお宅の冷蔵庫を断りなく開けて、中のモノを無断で食べることはできますか?

ほとんどの人が「いや、それはできない!」とお答えになっていることと思います。
私もできません。たとえワンルームでも、キッチン・エリアに入る時は、誰に言うともなく「失礼しま~す」なんて言ってしまうものですよね(苦笑)。

キッチンは家計そのもの


キッチンは主婦の領域。オープンスペースになっていても入るにはちょっと遠慮が…
そもそもキッチンって、その家の経済状態を表わしているような気がするのです。辞書をひくと、たしかに「台所」には「金銭上のやりくり。家計」という意味があるのですよね。“台所は火の車”とか“その家の台所事情”とか、言いますものね。

キッチンに入ることだけでも何やら申し訳ない気分なのに、そのうえ冷蔵庫の中を見るという行為となると、それこそ、そのお宅のお財布の中をのぞいているような、妙な罪悪感が湧いてきてしまうのは、私だけでしょうか?

さらに、キッチンという場所はその家の主婦の城ですから、我がもの顔で自由に振る舞うのは、主婦の領域にズカズカ入っていくのと同じような気がしてしまうのです。そんな失礼なことはできない……という思いがあり、どうも遠慮がちになってしまうのかも。

ただし、お友達の家で鍋パーティーをしたり、後片付けを手伝う……なんていう場合は別ですよ。

スイスの夫の実家も、さすがにもう何度も行っているので、冷蔵庫を開けるのにいちいち断ることはしませんが、義妹の家に遊びに行った時は、やはり一言断ります。彼のお友達の家でもそう。
当然、日本でも、親戚や友人宅では、断りなくキッチンに入ることも冷蔵庫を開けることもしません。

まわりの人もほとんどそうなので、これが“当たり前”みたいに思っていたところがあったのですが、決して当り前ではないんですよね……。


義理の家族が集まる家で起こった“事件”とは……? 


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