国際結婚/国際結婚アーカイブ

国際結婚の食卓……妻たちの格闘

まったく違う食文化で育った2人が結婚し、2つの文化がミックスしてつくられる「国際結婚の食卓」。どのカップルもパートナーのお国の味を受け入れるため、いろいろ努力しているようですよ。

執筆者:シャウウェッカー 光代

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妻たちは努力している

いろいろな国の料理が並ぶ国際結婚の食卓。奥様は家族のために頑張っているのです
「年を取ると生まれ育った食べ物に戻る?」の記事では、国際結婚カップルの老後の食生活への不安について触れてみました。
では、今現在のカップルの食卓はどうなっているのでしょう?

私が知ってるご夫婦も、それぞれパートナーのお国の味を受け入れるため、いろいろ努力されているようですよ~。

冬になると料理に張り切る夫

ご主人がヨーロッパ出身の、あるカップルのお話です。
彼もお料理が好きでよくキッチンに立つそうですが、奥様いわく「どうも野菜料理はいただけない」らしいのです。ヨーロッパでは“野菜をクタクタに煮てしまう料理が多いから”だとか……。
たしかに我々日本人には、野菜炒めなど少しシャキシャキ感が残っているほうが好まれますよね。

そのご主人、キャベツがおいしい冬になると、「よーし!」とばかりに張り切って、キャベツを大量に買い込んでくるのだそう。そして、山のようにザワークラウトを作るのだそうです。
「困っちゃうのよねー。私、あんまり好きじゃないのよ」と言いながら、なんとかその山を小さくしようと努力している彼女の姿が目に浮かびます。もちろん、ご主人には「好きじゃない」なんて一言も言っていないはず……。

相手が一生懸命作ってくれたら、無下に拒絶するわけにはいきませんものね。
しかし、先のことを考えると、やんわり“苦手”ということも伝えておきたいし……。
いや、文化の違う相手には、ハッキリ伝えたほうがいいのか……?
その辺は、国際結婚カップルが常に葛藤するところなのです。


食べ物のことで危機におちいってしまったカップルも!? エピソードは次ページへ→


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