暮らしの歳時記/粋な振る舞い・和文化の楽しみ方

普通のお箸VS納豆箸 かきまぜ徹底検証!

納豆箸の実力を検証するために「納豆箸vs普通箸ネバネバ対決」と、あの北大路魯山人が伝える「納豆茶漬け」にチャレンジしてみました。

三浦 康子

執筆者:三浦 康子

暮らしの歳時記ガイド

納豆パワーに世界も注目

「納豆足りてる?」
納豆には、血栓を溶かすナットウキナーゼ、骨の修復に欠かせないビタミンK2、消化・吸収効果を高めるムチン、女性ホルモンの代用にもなる大豆イソフラボンのほか、老化を防ぎ若返りを促進するポリアミンが豊富に含まれています。
外国で日本食といえば寿司、天ぷら、刺身、納豆をイメージするように、納豆は日本の食卓に欠かせないもの。優れた栄養価が評価され、世界中で注目されているヘルシーフードです。

先日ご紹介した9種類の専用箸の中でも、納豆箸が一番売れているそうですが、極太の納豆箸は豆と豆の間を抜けにくいから混ぜやすく、空気が入るので納豆菌が活性化し、同じ回数混ぜても普通の箸より美味しく仕上がると言われています。本当でしょうか?
■9種類の専用箸はこちらです

そこで今回は、納豆箸の実力を試すべく「納豆箸vs普通箸とのネバネバ対決」と、あの北大路魯山人が提唱した「納豆茶漬け」をレポートします。424回、ひたすらかき混ぜてみましたよ~。


納豆、何回かき混ぜる?

ところで、何回かき混ぜましょうか?日本人の平均回数はわかりませんし、納豆のウンチクもたくさんあって提唱回数もまちまちです。

そこで今回は、人気番組「発掘!あるある大事典2」(7月30日オンエア)で検証されたおすすめ回数「50回以上」を参考に、忙しい朝食時を想定して50回で行うことにしました。番組によると、身体を若返らせる物質であるポリアミンは納豆に多く含まれ、納豆を50回混ぜると納豆菌にほぼまんべんなく酸素がいきわたるので、最も効率良く摂取できるというのです。小粒よりも大粒、醤油などは食べる直前が良いそうなので、今回の実験では大粒を使用し、醤油などを入れずに混ぜるだけで行いました。


納豆箸 vs 普通箸 ネバネバ対決!


 
●納豆……大粒/45g入り それぞれ1パック使用
●納豆箸(上)……19.5cm、メープルに漆塗り
●普通箸(下)……22.0cm、マラスに漆塗り


 
●醤油などを入れず、納豆のみでそれぞれ50回かき混ぜます
●混ぜ方が均一になるよう、同一人物が行います


左:普通箸で50回かき混ぜた納豆/右:納豆箸で50回かき混ぜた納豆

【 結果と感想 】
・納豆箸のほうが豆に絡みやすいので、混ぜやすい。
・同じ50回でも納豆箸のほうが糸ひきが多く、ねばりが強い。
・食べ比べてみたところ、普通箸で混ぜた納豆よりも口当たりがふんわりし、味もまろやかになっている。
・50回というのは意外にあっという間でしたが、納豆箸は空気を含みやすいため、20回ぐらいで糸のひきに差がでます。忙しい朝でも納豆箸を使えば納豆菌を早く活性化できるので、ポリアミンを効率良く摂取できるのではないかと思いました。


ここでは50回混ぜましたが、次は424回混ぜるという伝説の納豆にチャレンジします  >>>

【耳より情報】 若返り物質・ポリアミンを最も効率よく摂る方法
納豆はひきわりではなく粒状を購入し(大粒がよい。粒状を購入して家でひきわりにすればさらに良し)、冷蔵庫から納豆を出したら生卵を入れ、50回以上よくかき混ぜてから、そのままの状態でしばらく置いておき、食べる直前に味を調えていただく。この方法だと、小粒納豆をそのまま食べる時に比べ、ポリアミンの量が2倍に増えます。 ~「発掘!あるある大事典2」より
※2007年1月20日に「発掘!あるある大辞典2」「納豆ダイエット」(2007年1月7日放送)における捏造問題が発覚いたしました。本記事は「納豆で若返る」(2006年7月30日放送)を参考にしておりましたが、1月31日に「納豆で若返る」における捏造問題も発覚いたしました。本記事はガイドが独自におこなった検証をもとに構成しておりますので、その内容に関して虚偽・捏造はございません。そのため、本記事は引き続き掲載させていただいております。ご了承ください。(2007年2月1日追記)
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