ミスきものに学ぶ・Xmas着物美人のすすめ

クリスマス…そうだ、着物にしよう！

宮崎次子さん：京都で染色業を営む家に生まれ育ち、1991年度「ミスきもの」に選ばれたのをきっかけに着物の世界へ。国内外の着物ショーでモデルや着付け・スタイリングを担当された後、呉服店の中のアンティーク着物ショップを立ち上げますが、親会社の倒産を機に独立して2003年「アンティーク・きものブティック　一笑」をオープン。着物ファン作りにも貢献するファッションリーダーです。

パーティーシーズン到来。これからの時期は様々な名目の集まりが増えますが、とりわけクリスマスは心が躍ります。

さて、何を着ましょうか…と迷った貴女におすすめしたいのが「着物」。

着物ってちょっと大袈裟でしょ！？と思った方は、きっと正装をイメージしているのではないでしょうか。確かに披露宴さながらの正装では着て行く場所が限定されてしまいますが、普段使いの「小紋」や大人気の「アンティーク着物」などを上手に活用して、ちょっといい女に変身してみませんか。思わず「君に惚れた…」と言わせてしまうような着物美人になって、パーティーに出掛けましょう！

着物美人を目指すには、着物美人に学ぶのがいちばん。そこで、京都の人気ショップ「アンティーク・きものブティック　一笑」代表の宮崎次子さんを訪ね、着物の楽しさや着こなしのポイントを伺いました。

[ ＩＮＤＥＸ ]
１．宮崎さんが考える「女性の魅力」とは
２．「着物の魅力」とコーディネート例
３．真似したい！テクニック

女性の魅力とは…

赤の色無地に白・緑のクリスマスカラーを組み合わせて。小技の効いたテクニックがとてもお洒落。その詳細は３ページにて！着物￥10,500／帯￥26,250／帯締め￥1,680／草履￥21,000（表示の無いものは参考商品です）

着物の魅力を語る前に、女性の魅力についてお話したいという宮崎さん。女性の魅力とは「好印象な意外性」 だとおっしゃいます。

「好印象な意外性とは、いかにその人の外見からは想像できないような一面を持っているかということ」。例えば、一見遊んでばかりいる人がなぜかいつも成績上位にいたり、家事なんて無縁に見える人がとてもお料理上手だったり。いずれも、見るからに出来そうな人よりも評価が高い…確かに心あたりがありますね。「もともと持ち合わせていないであろう一面（正確にはそう勝手に周りの人が思っている一面！）が垣間見えた時、それがまさにその人の魅力となって他の人に映るのだと思います」。

キュートなクリスマスカラーのアンサンブル。撮影後、店頭のディスプレイをご覧になったお客さまが、即お買い上げ～！着物アンサンブル￥12,600（売済）／名古屋帯￥26,250／帯締め￥1,680（表示の無いものは参考商品。帯揚げは手ぬぐいを利用）

それは、宮崎さんご本人の経験に基づいています。「私がそれを女の子としてとても実感したのは、大学の飲み会に誘われた時でした。話の流れは忘れましたが、私が着物は自分で着られると言っただけで急に男の子達の見る目が変わり、『すごいなあ～』とか『それってすごくいいやん！今度着てきて！』なんて言われて少し照れていたことを思い出します。おそらく、私の外見からそんなことが出来るなんて想像もつかなかったからでしょう」。


なるほど意外性にドキッとさせられる経験ってありますよね。　＞＞＞