暮らしの歳時記/春の行事・楽しみ方(3~5月)

【ひな人形】の由来と飾る時期

なぜひな祭りに雛人形を飾るのでしょう? そもそもあれは誰? どうして早く片付けないといけないの? 意外と知らない雛人形の由来や謎にせまります。

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ひな人形を飾る時期

早くしまえないときの裏ワザもあります。
ひな祭りは春を寿ぐ意味もあるので、立春(暦の上で春が始まる日。2月4日ごろ)を過ぎたころに飾りはじめ、ひな祭りがすんだ翌日には片付けるのが良いとされています。
また、水に関係する行事だったことから、雨水(2月18日ごろ)から飾りはじめると良いとも言われています。

なるべく早くしまうのは、「ひな人形を早くしまわないと、嫁に行きおくれる」という迷信によるものですが、そこにはこんな親ごころがありました。

●厄祓いをして不幸を遠ざけるため
ひな人形には、我が子の厄や災いを引き受ける役目があります。そこで、厄を移したひな人形をいつまでも身近に置いておくと幸せな結婚もできないと考え、早く片付けて災いを遠ざけたほうが良いとされました。

●きちんとした娘にしつけたいから
美しいひな人形はいつまでも眺めていたいもの。また、いざ片付けるとなると面倒です。しかし、いつまでも飾っておくと梅雨も近づきカビの心配もあるでしょう。そこで、片付けも満足にできないようではきちんとした女性になれず、いいお嫁さんにもなれないと考え、早く片付けるようしつけました。

●早く幸せになってほしいから
婚礼の様子を模したひな人形は、娘の結婚になぞらえることができます。早く飾り出すと「早く嫁に出す」、早くしまうほど「早く片付く(嫁に行く)」ととらえ、早くおひなさまのような幸せな結婚ができるよう願いました。

【早くしまえないときの裏ワザ】
このような意を汲んで早めに片付けるようになりましたが、時間がないときや湿気が多い雨の日は、片付けには向きません。そんなときは、内裏びなを後ろ向きに飾り、「お帰りになった」「眠っていらっしゃる」と解釈します。

もちろん、気にしないで飾っておいても構いませんが、春を寿ぐという意味では、3月中旬、遅くとも春分(春の折り返し地点。3月21日ごろ)までにはしまいましょう。また、ひな祭りを旧暦で祝う地方や、旧暦の3月3日まで飾っておく地方もあります。


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更新日:2013年08月15日

(公開日:2009年02月04日)

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