レモンは「先入れ、軽搾り」
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| レモンの先入れ、軽搾りがポイント |
店でハイボールタワーから注がれる角ハイボールを飲んでいると、食がすすむ。炒め物、揚げ物、煮物、刺身、なんでもいけちゃう。角とソーダの比率は1対4だというから驚いた。比率だけ聞けば、ウイスキーファンにとっては薄く感じられるだろう。でも食中酒としてほんとうにふさわしい味わいなのだ。
これにはつくり方にポイントがあった。
まず角ジョッキにカットレモンを軽く搾り、そしてジョッキの底に落とす。それから氷を入れて、ハイボールタワーから角ハイボールを注ぐ。最初のレモンを軽く搾るというのがポイントだ。
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角ジョッキの取っ手にはOJF(親指ジャストフィット)機能のくぼみがあり、軽々と持ちやすい形状
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角というウイスキーはスタンダードな大衆ウイスキーながら、ソーダや水で割っても香味が崩れることがない。これは驚異であり、酒質の高さを物語るものだ。この角ハイボールの1対4であってもウイスキーのスピリッツの芯は崩れていない。角のほどよい甘みが感じられる。
そしてそこにレモンのほのかな酸味が溶け込む。「先入れ、軽搾り」の理由がわかる。1対4の比率の場合はとくに、後からレモンを搾ると、やはりレモンの香りが立ち過ぎてしまうのだ。
角ハイボールは甘酸辛の魅力
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| 開発に携わった秋山武史氏(右)と竹内淳氏(左) |
甘酸のバランスの中に、わたしは賞賛すべき辛みも感じた。角の香味特性のひとつでもあるドライな感覚からくるものではなく、おそらくそれはソーダのガス圧の高さによる舌への刺激からくるものだと思う。心地よい刺激をわたしの舌が辛みと捉えたのだろう。
甘酸にほんとうに嫌みなく辛(ソーダの刺激)が加わって後口の良さを増し、食中酒としての効果を発揮しているのではなかろうか。和の居酒屋はもちろんだが、中華料理、パスタ、カレーなどなどいろんな食との相性がよい。これから春の食材とともに味わうのをわたしは愉しみにしている。
ハイボールタワーの開発、ブレンダーも加えた香味開発、さまざまな担当がそれぞれに意見を出し合い誕生した角ハイボール。総合力の勝利だろう。スタンダードなバーで、バーテンダーがつくってくれるウイスキー&ソーダとはまた違う味わいの世界がある。ハイボールタワーから生まれる香味は、ウイスキーを愉しむ世界をまたひとつ広げた。
『角ハイボールが飲めるお店』がもっと増えることを期待する。
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