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更新日:2005年08月31日

不思議なお店でうどんを楽しむ 隠れ家で饂飩・築地虎杖

編集部 All About 写真

「京都 虎杖(いたどり)」は、錦小路を上った麩屋町通りの露路の奧にある人気店。その名店が、築地場外市場でうどん店を展開している。

文章:井上 明(All About「そば」旧ガイド)

京都のうどんを築地で愉しむ



京都の錦小路といえば、おばんざいの材料を並べる都の市場として有名。創作和風料理の「京都 虎杖(いたどり)」は、錦小路を上った麩屋町通りの露路の奧にある人気店だ。

その名店が、東の市場の雄である築地場外市場にてうどん店を展開している。

陽が落ちると、寂しくシャッターが閉まった店々が並ぶ新大橋通りに、こんな小さな行燈がともる。そそられるなぁ。


▲小さいけれど、目立つ


築地の、場外市場の、露路をそのまま活かした、ちょっと謎めいた立地。京都のお店らしく、露路を巧みに使った演出が心憎い。屋台風のシートが、周囲の雰囲気と店内を隔絶し、独特の雰囲気を醸し出している。

夕方からは、河岸で仕入れた魚を使ったメニューや、京都のおばんざいが提供され、会社帰りに立ち寄ってビールやお酒を愉しむ常連さんたちも多い。たったの15席しかないので、店内はいつも混み合っている。時折席を確保するための予約の電話が鳴る。こちらも、人気店なのである。


▲なんだか、めちゃくちゃ懐かしいムード


ここの名物はクリーミーなカレーうどんなのだが、本日も熱帯夜、とてもその気分ではございません(笑)。

カウンターの片隅に陣取って、サラリーマンの何気ない会話に耳を傾けながら待つこと10分、注文した「かき揚げうどん」が目の前に現れた。

シートのおかげでほどよくエアコンが効いた店内で食べる熱々のうどん。カレーはパスだけど、これならいける(笑)(笑)。

はんなりと、という表現が似合う「いかにも京都なうどん」に、一番出汁をベースにした「お出汁」が張られて、揚げたての牛蒡と人参のかき揚げ、大根おろし、万能ねぎ、生姜が天盛りされている。これは、お値打ち、満足度が高い。



一人か、せいぜい二三人で、まったりとしたい時に似合う空間。うどんは、待ち時間が長いから、ゆっくりとお酒が楽しめるのもいいところ。酒にあう種々のつまみもいろいろあって、異空間でのそば前(お酒のこと)ならぬ「うどん前」を贅沢に楽しむことができる。


【築地虎杖】
東京都中央区築地4-9-7中富水産ビル1F
(というよりも、築地場外市場の新大橋通りぞいに入り口あり
 と書いておいたほうがわかりやすいだろう)
電話:03-3541-1192
営業時間:11:30~23:00 無休(日祝は22:00まで)

【主なメニュー】
かき揚げうどん 800円
カレーうどん 800円
あなご天ぷらカレーうどん 1,300円
京風にしんうどん 900円
おつまみ 450円~(450円はかまぼこ)
生ビール 500円
日本酒 500円

(執筆者:井上 明)

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