大阪グルメ/大阪のフレンチ

ラ・ベ(大阪・梅田)(2ページ目)

高級ホテル「ザ・リッツ・カールトン大阪」のメインダイニングにして、関西最高峰のグランメゾン「ラ・ベ」。重厚な空間でいただく調和の料理とサービスは、特別な日に訪れたいハレの日レストラン。

執筆者:渡部 功平

前菜

前菜は3種類の中から1品をチョイス。「ムニュ ラ・ベ」と「ムニュ フランセ」のコースでは、料理によってはプラス料金のものもありますので、括弧内の数字にしています(「ムニュ クラシック」ではプラス料金はありません)。

・帆立貝とホワイトアスパラガスのポッシェ サフラン風味のエシャロットヴィネグレット
フランスで春を告げる食材の代表といえば、やはりホワイトアスパラガスでしょう。週に2回、フランスから輸入しているというアスパラは、この日からちょうと露地栽培ものということで見事な太さ。

そして、こちらはそのアスパラガスをいかにおいしく食べるか、を追求した一皿。主役はあくまでアスパラであり、他の素材はすべてそれを引き立てるべく、各々の位置にあります。生ハムには、脂のノリすぎない背肉のコッパを使い、アスパラの繊細な甘みを脂で消さないように。ホタテを合わせたのも「甘みがあるけど、主張しすぎない素材だから」(シェフ)ということ。酸味のあるヴィネグレットも鮮度を強調し、とても季節を意識させてくれる一皿になっています。

・フォアグラとオマール海老のクリスピータルト仕立て(+525円)
なんとも瑞々しい食感のオマール海老の下にフォアグラ、こちらは塩味をほどほどに、しっかりとしたコクが後から来ます。オマール×フォアグラ、このフランス料理の真髄とでもいうべき食材の組み合わせは素晴らしい口福をもたらしてくれます。

下にはマーシュという葉が美しく飾られており、こちらはクセのない味で、イメージとしてはサラダ菜に近いでしょうか。少しだけ苦味を添えることで、彩りとともに爽やかさを与えてくれます。また、一番下にはパリッとした食感のタルトが隠れており、口当たりでも爽快感を感じさせてくれます。

次ページではスープ料理をご紹介。
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