神戸の喧騒を離れ、素晴らしい料理との出会い
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| 古典料理を見事にリビルドした、現代フランス料理を |
神戸の繁華街といえば、三宮~元町。当然、レストランもこのエリアに集中しています。今回ご紹介するフレンチレストラン「モンテ」があるのは、その元町から少しだけはずれたところ。一番近いのは地下鉄の県庁前ですが、元町駅からでも歩いて13分ほどに、06年10月にオープンしました。
この「モンテ」は、レストランにとって大切な要素をしっかり持っています。空間はいたってシンプル。神戸らしい小ぢんまりとしたプチメゾンは、無駄な装飾はなく、白を基調にした落ち着いた空間。木の優しさに加え、サービスを担当するマダムの柔和な笑顔も魅力的。店内には「良い空気」が立ち込めています。
そして、こちらでいただける料理は際立って素晴らしい。クラシックな料理をベースに、オリジナリティを加えた斬新な味わいは、安心して身を委ねられると同時に、驚きも与えてくれるのです。
アラカルト感覚のプリフィクスで
お昼のみの2,000円の前菜+メイン+コーヒー(デザートは+500円)というランチメニューもありますが、ガイド的にはプリフィクスで選べる、夜と同じ5,000円・6,000円のコースをおすすめします。二つのコースの違いは皿数。今回は、この夜のメニューをご紹介します。プリフィクスになっていますので、前菜とメイン、デザートを選ぶ形となります。まずはアミューズから(※料理は07年1月のもの。メニューは約1ヶ月ごとに変更されます)。
・チーズのタルトレットクッキーをさらにカリカリにした食感。しっかりとチーズの風味がきいており、その旨みは塩だけでは出せない、発酵の旨み。使っている食材は、アミューズによく出てくるグジェール(チーズ風味のプチシュー)と似ていますが、こうして食感が変わってくるとまた面白みもあります。
・フォアグラのトーション パンデピスのシャプリュール ナツメヤシのコンフィこちらのコース料理には、二つ目のアミューズもついてきます。お得感もしっかりありますね。このアミューズはテーブルによって違うことも多いそう。と言うのは、お客様が選んだ前菜と別のものを出すことがあるから。2人以上で行くと、運が良ければテーブルにすべての種類の前菜が順に乗ることもあるそうです。
味の方も、アミューズ(付き出し)というレベルではなく、立派な前菜の一皿のもの。パンデピスは、そのスパイスがわずかに酸味を感じさせ、フォアグラのしつこさを和らげます。そこにナツメヤシを加えると、甘みを含んだコクが加わり、押し寄せるような旨みに変化。この味のコントロールが、こちらの料理の持ち味と言えます。
次ページでは、前菜の選択肢をご紹介。