大阪グルメ関連情報

更新日:2007年09月28日

オ・プティ・コション(大阪・扇町)

編集部 All About 写真

カウンターのみの8席という、とっても小バコなビストロ。一人で切り盛りするのは、若手の女性シェフ。終電には注意! というくらい、つい時間を忘れてしまう空気が。「フレンチって楽しい」と思わせてくれます。

メイン料理でガッツリ

・仔鴨のロースト 赤い果実のソース

たっぷりと並べられた鴨肉は、ポーションも十分。トマトの中にはラタトゥイユが詰められ、後ろのじゃがいもにはチーズを3種類(グリュイエール、コンテ、ブルサンアイユ)を和えたグラタンのような味わいで、付け合せで南仏の雰囲気を醸し出しています。鴨もいい具合にローストされていて、酸味のきいたソースとマッチ。この辺りには、ホテルフレンチでの基本が生きていると感じられます。

・ブランマンジェ

ふだん、こういった素朴系のビストロにはあまりデザートに期待しない僕ですが、ここはいい意味で期待を裏切ってくれました。さまざまなフルーツが乗せられており、女性にはとても嬉しい内容。ブランマンジェも、芯の通った味わいで、軽いだけのデザートではなく、コースの終わりを飾るものとしてのデザートの役割をしっかり果たしてくれます。

料理に、人に、空気に惹かれて

料理は、さすがにフランス全土を食べ歩いただけあり、南北問わず郷土料理系がたくさん。シェフの若さもあり、完成度という点ではまだ改善の余地がある部分もありますが、基礎はしっかりしているのでこれからも楽しみな料理です。

笑顔が素敵な早馬シェフ
笑顔が素敵な早馬シェフ
しかし、この店の魅力は何と言っても、早馬シェフでしょう。「ユルイ感じでやってますんで~」と言うとおり、皿出しはけして早くありません。しかし、密着度の高いフロアには、シェフはもちろん、隣のお客さんなどとも自然と打ち解けてしまう雰囲気があります。僕もリサーチ時に伺った際はつい盛り上がって(隣は偶然にも某有名フレンチのシェフでした)、お店を出ると0時過ぎでビックリしたことが。

時間を忘れさせてくれる空気がココにはあります。この空気こそが、料理をおいしく、そして気持ちを楽しくさせてくれる、最高のスパイスとなるのです。

フレンチは楽しいもの。フランスの食べ歩きでそれがわかっているシェフだからこそできる、おいしいだけではない「楽しいお店」です。

<店データ>
お店の外観
■「オ・プティ・コション
所在地:大阪市北区天神橋3-6-21 平和相互ビル2F
TEL:06-6354-2373
定休日:日曜
営業時間:夜 18:00~23:00(ラストオーダー)
交通・アクセス:地下鉄堺筋線扇町駅 徒歩3分

地図:Yahoo!地図情報

(執筆者:渡部 功平)

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