西洋文化の街、神戸で愛されるパティスリー
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| 神戸は古くからの港町。西洋文化も根付いています。 |
港町・神戸は、古くから西洋の食文化が入り込み、お店ごとの競争で磨かれた分、レベルの高さはご存知の通り。もちろん、洋菓子も例外ではありません。そこで、今回ご紹介するのは、神戸を代表すると言っても過言ではない「菓子sパトリー」。「ホテルピエナ」の1Fにあるこのパティスリーの人気の秘密は、長く受け継がれた上品な味なのです。
質をとことん追求したスウィーツ
実は以前は北野坂にもお店がありました。しかし、行列ができるほど人気だった北野坂のお店を閉め、2003年にあえて「ホテルピエナ」内に戻ってきました。その理由は、「本来の姿である『できたての味』を追求するため」と、シェフパティシエの田中哲人さんは、お店のホームページ内で語っています。その質を追求したケーキたちの一部をご紹介します。
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| ヴァローナ社のジヴァラを贅沢に使用。ゆずを入れるひと仕事が素晴らしい! |
まずは僕のイチオシ、ミルクチョコのケーキ(420円)です。使用するチョコレートは、あの高級チョコ、ヴァローナ社のジヴァラ。上品な苦味と甘味を持つこのチョコレートを使い、ビスキュイ、ガナッシュ、ムースと、固いものから柔らかいものまで、食感のコントラストを持たせたケーキです。そして、このケーキの一番の特長は、ガナッシュにわずかにゆずをきかせていること。このわずかな仕込みが、ケーキの味全体を引き締め、濃厚でしっかりした味にも関わらず、後々までしつこくない、という絶妙の味を作り出しているのです。
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| フランボワーズの酸味をメインに、ライチのわずかな甘味を加えて |
次は、エールフランボワーズ (420円)。個人的に酸味のきいたムースは大好きなのですが、これも素晴らしいケーキです。フランボワーズのムースの上にはフランボワーズの実と生のライチが、そのままゴロンと乗ってます。中にはライチのジュレも入っていて、わずかな甘みがフランボワーズの酸味にブレーキをかけ、味を調えています。このバランスの取り方が素晴らしいです。
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| 夏の旬、パイナップルやキーウイフルーツを使ったショートケーキ |
季節のフルーツショートケーキ (360円)は、あっさりめ。クリームもスポンジも軽い食感と味です。甘さ控えめで、季節によって変わるフルーツの味をストレートに楽しむことができます。
ショートケーキというと、甘味を強調した子ども用のケーキになりがちですが、こちらのものは旬のフルーツを使ったあっさり味。また、ミルクチョコのケーキに使われるゆず、エールフランボワーズのライチなど、酸味・甘味の使い方を知り尽くし、それらを合わせることによって深みのある味が生み出されています。この深みは、大人の味。それも、味のわかる大人のためのケーキだと思います。
また、ここまでの3点の写真を見て頂ければわかるのですが、イートインのケーキにはアイスがデセール(盛り付け)されてきます。ちょっとしたことなのですが、とてもお得感があって嬉しいですよね。3枚目の写真のように、ショートケーキと共にピスタッシュ(ピスタチオ)のスティックケーキをオーダーし、イートインした際にも、お皿にセンスよく盛ってくれました。普段、あまりこういう食べ方をしない焼き菓子ですが、これだけでまたいっそう美味しくなったような気がします。
次ページでは贅沢な空間使いを紹介します。